まきまきちゃんさんの感想、レビュー
まきまきちゃん
あぁ〜…いい話だった!清々しい読後感。 弘前で百年続く津軽蕎麦屋を舞台に、現代と明治を繋ぐ優しさ溢れる物語。登場人物達の相手を想う「粋」な行動にもグッとくる。桜の時期に相応しい一冊。 桜舞う津軽の絶景を目前に手間暇かけた津軽蕎麦を是非味わってみたい。
森沢 明夫
人間に潜むホラーな心理描写については唯一怖いと感じたものの、全体的にホラー要素薄く、強い切なさが後を引く物語。 奥深いテーマで、人の記憶についてこんなに真剣に考えたのは初かもしれない。途中で記憶屋の正体に想像がついた。ラストレターの章が一番お気に入り。 最近多くなってきた物忘れは、もしや記憶屋に記憶食べられとるからかもしれんな…🤔⁉️爆
織守きょうや
猫小説のアンソロジー。 表紙猫の表情にも心奪われたが、特に加納朋子さんの『三べんまわってニャンと鳴く』が印象的。 巻末の猫小説傑作選の中では重松清さんの『ブランケット・キャッツ』が気になる!
湊 かなえ/有栖川 有栖
「ひと」に恵まれる人としてのあり方について熟考した一冊。 大事なものを失った後に得られるものの大きさはまさにその人の人間性と生き方次第だと思う。 実直で謙虚な聖輔の人格は魅力的だし、青葉の価値観にも共感できた。 個人的には父親の人生の軌跡を辿るシーンが好き。
小野寺史宜
「自分を操る超集中力」のマンガ版。 章毎にマンガ→解説の順で端的に纏まっており、理解を深めるのに最適。 集中力を高め、持続させる為の方法が分かりやすく書かれている。 普段の仕事後の疲労感はまさに目の疲れなので、目の疲れをとる事と、ワーキングメモリのリセットはすぐにでも実践したいし、ローズマリー、ペパーミント、シナモンのいずれかの香りも生活の中に早速取り入れてみたい。
メンタリストDaiGo/今谷鉄柱事務所
前作同様サワコ節健在。 叱り方の極意「借りてきた猫」や嫌な言い回しのくだり等、様々な人間関係におけるコミュニケーション上の技や考え方は参考になる話が多かった。 緊張をほぐす「愛媛みかん」を3度唱えるおまじないは早速実生活に取り入れてみます。笑
阿川 佐和子
5編の短編ミステリー。 表題・表紙の不気味さと本屋大賞候補という事から、つい期待値が高くなってしまった感あり。読みやすいが後味がちょっぴり悪い。イヤミスが好きな人にはお勧め。リモートのトリック等はまさに今風。最後の『♯拡散希望』は面白かった。
結城 真一郎
笑えて泣ける一冊。 破天荒な母親だが、娘に向けた数々の言葉は本質をついており、我が子への惜しみ無き愛情を感じた。 自分が誰かにとってのタカラモノである事は自信に繋がるし、生きる糧になる。後半は涙無しでは読めず。 そういえば亡き父もかなり不器用だったっけ。
和田裕美
著者のアート系小説の中では少し趣向が変わっていたが、予想以上に壮大なストーリー。特に臨場感溢れるオークションシーンは圧巻。ジャクソン・ポロックの作品や人生に触れられた事も大きな収穫。最後の英才のスピーチから著者のアートへの強い思いがひしひしと伝わった。
原田 マハ
宇宙全般の基礎知識を豊富なカラー写真や図解で楽しく学べる一冊。 耳慣れぬ言葉に苦戦しつつも、宇宙飛行士のお風呂・睡眠事情や宇宙エレベーター実現の可能性等夢のある話は面白い。宇宙旅行が身近になる未来ももうすぐそこだ。
野口 聡一
書店が舞台のコミカルでミステリ要素もちょっぴり入ったエンタメ小説。 バカ店長と、そのズレまくったバカさ加減に振り回される志高き書店員とのやりとりにはニヤけっぱなし。 上司や職場に不満を抱える人にもグサグサ刺さる一冊だと思う。書店の裏側も興味深い。
早見和真
面白かった。先が読めぬ展開に引き込まれ、作者の掌で転がされ、そして騙された。笑 就活の最終面接という緊張感漂う設定や就活生のリアルな感情描写、伏線のはり方にも感服。 人間には様々な面があり、他人の本質など誰にも分からない。だからこそ面白い。
浅倉 秋成
猫庵シリーズ第二弾。 まさかのライバル出現には思わず笑みも。 奇跡を起こす庵主の肉球マークや猫庵お墨付きの銘菓は健在で、お菓子は思わずお取り寄せしたくなる。笑 特に第五章は心身温まる良いお語で、目頭じんわり熱くなった。
尼野 ゆたか/おぷうの兄さん(おぷうのきょうだい)
丸ごとヨシタケシンスケ図鑑と言うに相応しき一冊。著者のイラスト他、これまで手掛けた絵本や好きな本等がカラーで紹介されていたり、ご子息が5歳時に作った絵本も掲載されており感動。絵本というジャンルの懐の広さに魅力を感じた。 心が疲れを感じている時は、イラストや写真が豊富で見てるだけで楽しいこういう本が癒される。 ヨシタケさんの絵本全部読みたくなったし、コレクションしてる一風変わった写真集や本も凄く興味深い! 小説の合間にパラパラ捲るだけでも楽しくなってくる。
ヨシタケシンスケ
まさに手元に置いておきたい本。私のお探し物はこの本だった!笑 読む度に心動かされ、今やすっかり著者の本の虜だ。 各章の登場人物に繋がりがあり、互いに良い影響を与えているのもグッとくる。 果たして小町さんは私を見てどんな付録をくださるかしら?
青山 美智子
読みやすさ抜群のホラー短編集。 ゾクッとするだけでなく、思わず笑ってしまう話までバラエティーに富んでおり、木下ワールド満載。著者の発想力や世界観には読む度いつも唸らされる。 特に『夫婦幽霊』と『カウンターの復讐屋』が絶品。最後のあとがきの話も印象深い。
木下半太
あまりにも純粋過ぎるが故の物語。 もどかしさとやるせなさがない交ぜとなり、切なさ残る読了感。 所々府に落ちない点はあったが、事実を語れず悩む人々の心理状態や死刑執行についての描写はリアルで、後半までかなり引き込まれた。正直あまり共感できぬ結末。
早見 和真
子供達の護身術として役立つであろう一冊。難しい法律の条文を抜粋し子供向けに平易な文に書き直してある。所々理解し難い箇所もあるが、大人の為の六法入門にもなると思う。 本書に込められた子供達への著者の熱いメッセージには胸打たれた。
山崎 聡一郎
異国人かつ同性愛者であるマイノリティの女性達が日本で生きていく難しさやもどかしさがリアルに伝わった一冊。在留カードでひと悶着あった箇所では、日本人として母国に対し憤りを覚えた。 新疆ウイグル問題について関心を持つきっかけになると共に日本語の難しさも改めて痛感。
李琴峰
作家2名の競作で、雰囲気異なる中編二篇。読了後に作品の斬新なコンセプトを理解。双方作家各々の個性を楽しめた。 2作とも面白かったが、読みやすさで斜線堂さんの作品が好み。他作家さんでも同形式で出してほしい。色んな意味でワクワクした一冊。
阿津川 辰海/斜線堂 有紀
脱力マンガエッセイ。 エビスさんのマンガを一度読んで見たくて借りたが、作品により画の落差が余りにも激しく思わず笑ってしまった。 とりとめない文章ながらも、著者の正直な人柄が滲み出ており愛妻家の一面にも好感。認知症と向き合う姿には胸熱に。 『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』のエピソードでは私の元推しが出演した回(神回だった)を思い出して思わずニンマリ。(笑) 映画『任侠野郎』も気になった。 眼鏡をかけてるのに眼鏡がないと探したことがある人←私も🙈💦(笑)
蛭子 能収
色んな意味で生きづらい社会の現実を目の前につきつけられた気分。 単なる同性愛の話でなく、母親への愛の物語でもあり、途上波打つ感情極まり涙止まらず。 受け側が愛と感じれば、それはエゴではないと思う。 映画化主演の鈴木亮平さんのあとがきにも心撃ち抜かれた。
高山 真
犬養シリーズ3作目。 ワクチンで救われる命がある反面未来を奪われた被害者の無念や薬害問題について等、コロナ禍の今だからこそ深く考えさせられた作品。 綿密に練られた展開やラストの大どんでん返しに驚愕。身代金受け渡し場面も読み応えあり。
中山 七里
1枚の絵を通し繋がる人々の話かと思いきや… 思わず「ブラボー!」と叫びたくなった。 額と絵の関係についての描写が絶妙で何度も首肯したし、これからを思い描いていく未来…エスキースと人生を掛け合わせた内容には痺れまくった。押し寄せる余韻が半端ない。
『やばい日本史』に続きシリーズ2冊め。 偉人のすごい!&やばい!逸話の数々をまとめた一冊。まさに笑いと教養の融合。 歴史が苦手な私には「誰やねん?」て偉人も多かったが和田ラヂヲさんのぶっ飛んだ絵が可笑しくて楽しんで読めた。
本村 凌二/滝乃 みわこ
社会問題の闇に否応なく一石投じる社会派ミステリー。 著者が痛烈に訴えるメッセージの衝撃で、読了後は暫く心のさざ波収まらず茫然自失。〈彼〉が検事に語る言葉には強い共感すら覚えた。 決して遠くない未来に自身も直面する課題と思われる為、他人事とは思えない。 無責任な綺麗事ではどうしようもない悲惨な現実…。高齢化社会の歪みは想像以上に深刻であることを痛感した。 非常に読み応えあるミステリーでした。
葉真中顕
心揺るがすフレーズの数々がゆっくりと体内に浸透する心地よさを感じながら読了。 美味しい料理同様じっくり噛んで含み味わいたい内容で、特に家族という鍋…の箇所が絶妙の喩えで何回も読み返してしまう。 私の中では前回読んだ『縁結びカツサンド』を上回る作品。
冬森 灯
コメディタッチの3話の短編ミステリー。 1話めは物足りなさ、2話めには胸糞悪さを感じるも3話めはしっかりミステリーとして楽しめた。 皿を舐めずにいられぬ程人を虜にする料理…一度お目にかかりたい。 古着屋が一体何者なのか気になる。
七尾与史
著者の37日分の日記で、笑いと勇気をもらえた一冊。 決して笑えない日常を、ユーモア交え面白可笑しく綴っている。 入院生活をウキウキさせるコツは納得だったし、 『迷惑とか弱さは、周りにいる人の本気や強さを引き出す、大切なもの』との言葉にはズシンときた。 最悪なピンチの時こそ、笑いやユーモアが大事なんやなぁと思わされる。 もうあかんわと書いてはるけど、全然あかんことない、むしろ笑えてる強さに感動する。最後は著者にエールを送りたくなる。
岸田 奈美
あ~ニヤニヤ、ドキドキ、ハラハラのドタバタ劇、面白かった! 他作品の登場人物も出てきたり、後半怒涛のどんでん返しも楽しめた。 夢中で読んでいたら『ヤラレタ』を何度言うか数えながら読むのをスッカリ忘れた。笑 『悪夢の観覧車』の次に好きかもしれない。
どんな物事もハッピーにする物の見方が詰まった一冊。 「夢はゴールでなく通過点にしたときに叶う」 「過去の実績が未来を決めるのではない。未来の実績が過去に対する評価を変える」 魔法の言葉が刺さりまくり(笑)
ひすいこたろう
星を絡めた5編の短編集で直木賞受賞作。 別れがテーマの物語だが、暗闇に瞬く星の灯が未来の希望を微かに照らすような内容で寂寥感漂う。 コロナ禍で生活の変化に戸惑う人々の不安定な心の描写は秀逸。 特に「星の随に」がグッとくる。想くんに想いを馳せると胸詰まる
窪 美澄
表紙に惹かれ購入。 猫がお直しするという風変わりなお店が舞台となったファンタジックな5編の連作短編集。 出てくる茶菓子がいちいち食べたくなるし、奇妙さと優しさ溢れる世界観に好感。 店長が何者なのか気になるので続編読みます!笑
著者が若かりし頃野宿で日本全国放浪時に遭遇した珍事を集めた、著者曰く「アホ丸出しなエッセイ」。 サト兄さんや鮎爺さんの話他爆笑話てんこ盛りで、休憩室や電車等静かな空間で読んでしまった私は笑い堪えるの必死。誰の目も憚らずに済む個室で楽しむ事お勧め。
森沢明夫
直木賞受賞作。 最後のページの一言に胸詰まり、言葉にし難い余韻を噛み締めたまま読了。 ファンタジックかつロマンチックな構成で、スルスルと物語の魅力に引き込まれた。私的には大変好み◎ 与謝野晶子や吉井勇の短歌に触れられただけでも世界が広がった感じがする。
佐藤 正午
57歳の時「カメラを止めるな」で女優デビューした著者のパワー漲るエッセイ。 歳を重ねても常に新しい事にチャレンジする行動力が素晴らしく、「年齢は関係ない、生きたいように生きよう」とのパワーが湧いてくる。 考え方次第で、毎日が奇跡の連発に! 「うまくいかない」は「こっちではない」を教えてくれる標識、 「同じ時間を過ごすなら、アツアツに過ごそうや!」 etc… 心に響く言葉もたくさん。
竹原 芳子
宙の成長、佐伯の優しさ、花野の変貌…心に沁み入るエピソードや言葉の数々等いろいろ盛り沢山で涙腺崩壊。 複雑な環境下で生まれ育ち、愛し方や愛され方を知らずに苦しんできた人達が救われ、前に進んでいく姿が眩しい。 ふわっふわのパンケーキが食べたくなった。 「ひとというのは、しあわせの山を登る生き物~」と語られる箇所には恐ろしく共感したし、時には自分のためのものになってしまう「謝罪」について気付かされたり。 この一冊に救われた人がきっと沢山いるんじゃないかなと思う。
町田 そのこ
伝説のバイヤーキャラが若干ぶっ飛び過ぎだが、展開もスピーディーで面白かった。 百貨店や食品バイヤーの裏側、仕事に対する姿勢等ビジネスとして学ぶことも多く勉強になる。名物グルメのくだりは涎垂れるの必死。 すべての人の幸福のための物産展、行ってみたいなぁ。
桑野 一弘
日本語の奥深さをつくづく噛みしめた一冊。 日常生活やビジネスシーン等様々な場面で対応できるボキャブラリーが嬉しい。手元に置いて必要な時にさっと確認するにはぴったり。 使いこなせれば会話に潤いが出てくるだろうなぁ。
齋藤 孝
シリーズ第2弾。 前作に続き、美味しくほっこり微笑ましい内容。 可愛いニューフェイスや魅力的な登場人物も加わり一層盛り上がりをみせる。 すっかり虜になったコタローさんのラタトゥイユ、食べてみたい!
鳩見すた/ゆうこ
面白かった。序盤から凄まじくスリリングな展開に引き込まれ、逃亡シーンも読み応えあり。途上何度か違和感を感じたはずも、結局まんまと騙されて呆然。笑 主人公の心理描写は実にリアルで、ネット世界の危険性や家族や同僚との向き合い方についても考えさせられた。
浅倉秋成
非常に読みやすく、様々な角度から集中力発揮の為のポイントが端的にまとめられている。 元々朝型人間なので、起床後2時間、特に朝食後30分が集中ゴールデンタイムとの内容には妙に納得。 早速明日からウィルパワーを鍛える為に実践を試みたい。
メンタリストDaiGo
改めてマカン・マランシリーズと出逢えた喜びを噛みしめ中。 シャールさんの名言は勿論、トルコ刺繍のオヤ等学びが多いのも魅力。 『先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすこと』 今日も上機嫌な1日を!
古内 一絵
バラエティに富んだ謎解き7編。 特に、暗号判明後にほろ甘い切なさを残した『遠い唇』、俳句に隠された思いに胸が熱くなった『しりとり』、突飛な発想やパロディにくっすり笑えた『解釈』が印象的。 各話趣異なるものの、それぞれの物語が醸し出す雰囲気が良く、装丁も好み。
北村 薫
あるかしら書店/ヨシタケシンスケ 年齢問わず楽しめる「本」の本質が詰まった一冊。 著者の「本」への思いが、ユーモア溢れる愛らしいイラストと深イイ言葉で語られており、どのページを見ても幸せを感じる。 特に『2人で読む本』『本のようなもの』が好き。読書サポートロボも欲しいな。笑
ヨシタケ シンスケ
震災前の東日本の海岸線をぐるり巡った紀行エッセイ。 旅先での微笑ましい人々との触れ合いに心温まり、絶品間違いなしの岩牡蠣や氷見ブリ等新鮮な肴の数々に舌鼓を打った気分になり、そして何より切り取られた美しい情景描写には心底うっとりした。 著者と浅野氏のやりとりも面白くて良いコンビ。欲を言えば浅野氏が撮影した写真の掲載があればより楽しめただろうなぁと思う。 情報量が非常に多く、訪れたことのない地名や未知の植物、魚等をスマホで調べながらゆっくり吟味した。 自分も人生に一度でいいからこんな旅がしてみたい。
序盤からぐいぐい引き込まれ、中盤までは相当ワクワクしたものの、期待指数が高すぎたのか後半からは若干冷めてしまった感あり。面白かったけど、私は『変な絵』の方が好み。 ただ、会話形式で考察を深めていく形式や間取り図からここまでの話を構築する創造力には感服。
雨穴
等身大の著者の魅力満載の一冊。 聡明でパワフルな内容は正にイメージ通り。 自分と向き合い、心を整理・分析ししっかり結論を出せる人だなぁと感心。見習うべき点も多々あった。 また、心の形を言語化する巧みさにも驚き。 タイトルやお洒落な三色紐の栞も好き。
バービー
マラン・カランシリーズ最終巻。 勘違いで三巻を飛ばしてしまう失態。 しかし今回もシャールさんの心籠った料理と優しくも力強い言葉に心身共に温まり、エールをもらった。 人生の王様である己の心の筋力を鍛えつつ前を向いて進もう。
古内一絵
力が抜けた自然体の文章で、随所の言葉のチョイスも絶妙。久々に星野源ワールドを堪能した。 ハマ・オカモト、大泉洋やガッキーの話が印象的。特にガッキーについて語る箇所は自分が誉められた訳ではないのに何故だか赤面してしまった。笑 本のタイトルも好き。
星野 源
今話題の作品でワクワクしながら読んだが、電車の中で思わず「わぉ」と心の声が小さく漏れた。笑 仕込まれたトリックには所々著者の苦労の跡が垣間見え、途中抱いた違和感にも納得。最後まで存分に楽しめた。
藤崎 翔
気の毒で泣ける生態や、人間のエゴにより絶滅に追いやられた話等、ホロッとする話が詰まっており、非常に興味深い内容。 特に幸島の猿「ウツボ」の話や、南極で奮闘したタロとジロの話には目頭熱を帯びた。 そう言えば昔『南極物語』の映画観に行ったよなぁ。
今泉忠明
古き良き昭和が色濃く残る大阪の商店街を舞台に、たこ焼屋の十喜子さんが奮闘する日常を描いた人情物語。特に中盤から後半にかけてのドタバタが面白く、飛び交う大阪弁にも心が和んだ。 たこ焼やチーズ焼が余りにも美味しそうで、途中から頭の中は粉もの一色に。笑
蓮見恭子