リカバリー・カバヒコ
青山美智子
光文社
作品紹介、あらすじ
公園の古びたカバの遊具、カバヒコ。カバヒコに触れると、治したいところが回復するという。誰もが抱く小さな悩みにやさしく寄り添う青山ワールドの真骨頂。
感想やレビュー
不安ていうのは、まだ起きていないこととか、他人に対して抱くものだろう。それを思い描けるっていうのは、想像力がある証拠
公園の古びたカバの乗り物、カバヒコ。リカバリーカバヒコは、気づついた心を癒やして、修復してくれる😭心が、ほむつこりして、泣けました😄
人それぞれが抱く痛みや悩みを、ただ見守るだけの公園のカバヒコ。でも、孤独ではないことを知った人々がまた、前を向いて歩きだす。小さな勇気をもらえる温かな物語。
冬の寒さも忘れる程、心底温まる連作短編集。 人間誰しも躓くもの。ならその都度リカバリーすればいい。そんな優しくも力強いメッセージが胸に響いてきた。 人それぞれカバヒコのような心のセーフティーネット的存在に助けられて生きているんだよなぁ。
カバヒコのいる公園に行きたい❗️