まきまきちゃんさんの感想、レビュー
まきまきちゃん
お仕事小説の王道的一冊。 登場人物の細かい人間ドラマの描写はなかなか面白かったし、垣間見得る映画配給会社の裏側も興味深い。 自分も誰かの潮目になれるような生き方ができたら…。 同会社を舞台にした前作はまだ未読なので読んでみたい。
古内 一絵
東京創元社
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「リカ」シリーズ第9弾。 1作目から20年以上経ち(ビックリ!)遂に完結編とのこと。私も数年間シリーズを追いかけてきた為、かのモンスターの末路をしかと見届けんとの思いで頁を捲るが、今回も期待を裏切らぬ血祭り劇場…。 タイトルから推測するに、あのラストは…?
五十嵐貴久
悪夢シリーズ8作目。 シリーズ勢いそのままに…お決まりの怪しげな登場人物達に苦笑いしつつも、二転三転するスピーディーな展開に今回も釘付け。 ただ個人的には今までの作品と比較するとどんでん返し的な衝撃は若干弱めの印象。 思いの外心温まるラストで良かった。
木下半太
コロナ禍に纏わる6編の短編集。 パンデミックに振り回された当時の異様な空気、人々の混乱ぶりを思い出しながら読了。 イヤミス他バラエティーに富んだストーリーの数々で楽しめた。特に「特別縁故者」が印象的。 直木賞受賞作とのことだが、個人的には「スモールワールズ」の方が好み。
一穂ミチ
面白かった。スカッと気分爽快、元気が漲るエッセイ。 老眼が進んできた私には有難い文字の大きさでニンマリ。 辛口だがユーモア溢れており著者のお人柄がよく分かる。 歯に衣着せぬ物言いが実に爽快で、イタズラ電話やソバプンの話はおおいに笑った。
佐藤 愛子