さっちゃんは、なぜ死んだのか?
真梨 幸子
講談社
作品紹介、あらすじ
公園で、ホームレスの女性が殺害された。犯人も殺された理由も、不明。仕事も人生もうまくいかず、ひとり寂しく暮らす女性が、その事件に感じた「縁」。人から人へ、糸をたどり、少しずつ「真実」へ近づいていく。まるで被害者に、導かれるように。だがー。気づいたときには、もう遅い。仕掛けられた「罠」に、あなたはすでに呑み込まれている!#さっちゃんはあなただったかもしれない。
感想やレビュー
後味は悪いが、所々真梨ワールド炸裂で予想以上に面白いイヤミスだった。相変わらず著者お得意のドロドロな描写には身震いしたし(苦笑)、バブル時代の表現も何度かツボにハマった。今作は最後の伏線回収も分かりやすくて戸惑わず。一気読みをお勧め。
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