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きみが忘れた世界のおわり

きみが忘れた世界のおわり

実石 沙枝子

講談社

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作品紹介、あらすじ

「過去も未来も、この絵にはない」完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去ー交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

感想やレビュー

小説現代長編新人賞奨励賞受賞のエモい青春小説。 主に登場人物の感情の動きを重点的に描いた作品で、後半読み手の心の揺さぶり方が半端なし。感情移入し涙。 途上綴られる詩的な文章は、壮大な音楽と名画にマッチした味わいで、最後は爽やかな読後感。

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