トオルさんの感想、レビュー
トオル
銀座の老舗文具店『四宝堂』が舞台でのシリーズ第三作 本作も文房具の魅力と心温まる話の詰まった五編から成っており、とても読みやすかったです。 お気に入りの作品は『原稿用紙』と『模造紙』!登場人物の情熱が魅力です。 店主・宝田硯が勤めていたという老舗ホテル、いったいどこがモデルなのだろうか?気になります(笑)
上田 健次
『純喫茶トレンカ』を舞台とした心温まる三編のお話から成る一冊です。 三編とも素敵なお話であり、とても読みやすかったです。谷中が舞台となっており、個人的には縁ある場所でもあるので親しみを覚えながら読みました。 続編もあるので、喫茶店で美味しいコーヒーを飲みながら読んでみようと思います。
八木沢里志
執事やメイドといった使用人が推理をして、自分では決して推理をしようとしない貴族探偵の第二弾です。 本作では新人の女探偵である高徳愛香が、探偵のプライドとして推理をしようとしない貴族探偵に挑みますが、、、 本格ミステリーの中に微笑ましさがあり、読んでいて楽しかったです!
麻耶 雄嵩
副業で殺し屋を営む富澤と鴻池の2人が、それぞれ依頼の裏にある謎を考えながらも淡々と仕事をこなすお仕事ミステリー小説です。笑 殺しをビジネスと考えて、現実的な考えをしている2人のキャラクターが癖になりました。 シリーズ物だったので、出来れば他の作品も読もうと思います。
石持 浅海
「ジャクソン・ポロック×香港」で描かれているアートフィクションです。 香港の情勢や考え方が緻密に描かれていて勉強になりました。 最後のスピーチも印象的で、同じ著者である『本日は、お日柄もよく』を再読したくなりました。笑
原田 マハ
本屋で最新作が出ているのを見て、気になってシリーズ1作目である本書を手に取りました。 二つの事件がどこで関係してくるのかが気になって読み進めていく中での、最後の展開は見事でした。 三ツ矢刑事のキャラクターも素敵なので、2作目も読もうと思います。
まさき としか
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』の続編にあたる本作 短いページ数なのでさらっと読めますが、その中に『戦争の虚しさ』、『生の大切さ』、『受けた恩の返し方』などが詰まっていて考えさせられました。 読んで良かったと思える一冊です。
汐見夏衛
「最後のページをめくるまで」に続いての水生さんの短編集 "選択”をテーマに描かれた作品は読み応えがありました。 お気に入りは「それは財布からはじまった」です!
水生 大海
映画化で話題となっていたので手に取りました。 恋愛を通して戦争の虚しさ、哀しさを伝えてくれる一冊です。 著者の本は初めてでしたが、テーマがしっかりしていて、とても読みやすかったです。 あとがきにも記載されていた著者がこの本を書こうと思うキッカケとなった「知覧特攻平和会館」に行きたいと思いました。
温泉旅館に併設されている食事処『ヒソップ亭』で織り成される物語の第二弾は前作以上に読みやすく、一気に読了しました。 コロナ禍と思われる時勢の中での旅行業界・飲食業界の大変さを描きつつ、希望が見えてきた最終章は温かい気持ちになりました。 随所に美味しい食事とお酒の描写もあり、読んでいると飲み食いしたくなる一冊です(笑)
秋川 滝美
警官殺しの冤罪をかけられた『アマゾネス』と呼ばれる女刑事・高頭冴子による逃亡劇からの逆転を描いたノンストップ・ミステリーです。 8歳ながらもしっかりした子供である御堂猛とのやり取りも良かったです。 『御子柴先生』という単語も出てきて、遊び心もある中山七里先生の作品、色々と読みたいです。
中山 七里
温泉旅館に併設されている食事処『ヒソップ亭』を中心とした人情味溢れるお話です。 美味しそうな食事の描写はもちろんのこと、旅館の経営方針であったり、働く従業員の葛藤も描かれており、勉強になりました。 続編が出ているので近く読もうと思います。
芦沢さんの長編小説は初めてでしたが、とても読みやすかったです。 『僕』が神様と呼ぶ水谷君と様々な日常の謎を考えていく物語ですが、エピローグでの二人の会話が印象的でした。 切なさの中に温かみがある素敵なお話でした。
芦沢 央
碓氷優佳シリーズの第五弾です。 不思議なタイトルだな、と思っていましたが、最後に意味が分かり納得でした。 年を重ねて円熟味が出てきた優佳ですが、本シリーズはとても魅力的でまだまだ活躍をみたいところです!
石持浅海
タイトルの通り、最後のページで衝撃を受ける五編から成る短編集です。 どのお話も緻密に出来ており、夢中になって読んでしまいました。 その中でも特に『使い勝手のいい女』と『復讐は神に任せよ』がお気に入りです!
水生大海
声だけが素敵なラジオパーソナリティーの恭太郎が、バー『if』の仲間達と共にドタバタな殺人計画に巻き込まれていくお話です。 コミカルな内容からの、全てのことに意味がいったという最後の展開には驚きと共に感嘆しました。 流石の一声です。
道尾 秀介
廃遊園地で起こるクローズドサークルものの本格ミステリー 登場人物の名前が覚えにくかったのですが、お話としては続きが気になって、どんどん読み進めました。 コンビニで鍛えた洞察力に驚かされました!
斜線堂 有紀
婚活に纏わる4話から成る短編集 最後にぞわっ、とするのは分かっていながら、どの話も続きが気になってしまって一気読みしました。 特に好きだったのは『リケジョの婚活』! 好きになった人への本物の執念を感じ、「羨ましいけど羨ましくない」、と勝手に男性側に感情移入しました。笑
秋吉 理香子
不気味なストーリーですが、続きが気になって一気読みでした。 「2023年に一番売れた」の帯にふさわしい面白さでした。 文庫本のあとがきも良かったです!
雨穴
小惑星が衝突して地球が消滅する世界で、必死に生きようとする4人にスポットを当てたSF(?)小説です。 残り一ヶ月となった世界感にはどこかリアリティがあり、滅亡に向かって描かれているのにも関わらず爽やかな読了感を感じ、『流石凪良さん!』と改めて思った一冊です。
凪良ゆう
碓氷優佳シリーズの第四弾 今回は短編集&高校生の頃の話ということで、いつもと少し違った展開でしたが、最後はやっぱり「優佳恐るべし」となりました。笑 優佳の親友で本作の語り手でもある『上杉小春』は次作のあらすじに名前があったので、どのような展開になるか楽しみです!
豪華メンバーによる警察小説のアンソロジーになります。 ただの警察だけでなく、警察という組織に関わる様々な人にスポットを当てた作品もあり面白かったです。 特にお気に入りは以下2作品です。 著:葉真中顕『上級国民』 著:柚木裕子『聖』
呉 勝浩/下村 敦史/長浦 京/中山 七里/葉真中 顕/深町 秋生
碓井優佳シリーズ第三弾 本作も「流石」の一言です。 ちょっと中弛み感あるな、と思っていましたが、優佳の推理が始まるところから一気にきました! どんどん優佳の印象が怖くなっていきますが(笑)、読みやすくて面白いシリーズ物です。
1話4分で読了できる全34編から成る短編集です。様々な作家のお話が手軽にサクサク読めて楽しかったです。 その中で私が特に気に入ったのは ・『矜持』著:小川哲 ・『侵入者』著:織守きょうや ・『はじめてのサイン会』著:綾崎隼 ・『身代金』著:桃野雑派 です。
小学館文庫編集部
加賀恭一郎シリーズの3作品目 タイトルの「悪意」の怖さや気味の悪さはありましたが、面白くて一気読みでした。 読むごとに加賀の魅力が増しているので、シリーズ読破を目指します!
東野 圭吾
加賀シリーズの第二弾 バレリーナの世界を切なく描いた一冊です。 先に阿部寛さん主演のドラマを観ていてからの本書でしたが、ドラマとはまた違った趣があり良かったです。
6人のミステリー作家による豪華なアンソロジー どの作品も面白く、読んでいて至福でした。 私の特にのお気に入りは『ヤツデの一家(新川帆立)』と『ハングマンー雛鴉ー(中山七里)』です!
米澤 穂信/新川 帆立/結城 真一郎/斜線堂 有紀/中山 七里/有栖川 有栖
剣道にかける16歳の二人の女子高生を描いた物語です。 相反する二人の視点が交互に描かれ、最後の100ページ位は手が止まらず一気読みでした。 自分も高校時代に剣道をやっていたので、当時を思い出し、熱い想いになりました!
誉田 哲也
碓氷優佳シリーズ第二弾です。 本作も倒叙形式で進んでいきますが、前作とは違った視点のため、前作とは違ったドキドキ感で読み進めていきました。 優佳の推理力と話術、、、怖いです。笑
『木曜日にはココアを』に続いて本書を手に取りました。 東京と京都を舞台に紡がれる12ヶ月の物語は、どれも優しい温かみがあり、読んでいてホッコリしました。 若旦那が淹れてくれる抹茶、飲んでみたい!
青山 美智子
繋がりを感じさせてくれる優しい一冊です。 特に最後の一言は温かみがあって、とても良かったです! 続編の『月曜日の抹茶カフェ』も文庫化されているので続けて読みます。
青山美智子
兄妹が営む定食屋が舞台の第三作品目。 本作では兄妹のそれぞれの恋愛についても進展があったり、と周囲との人間関係がますます深くなっていきました。 最近四作目も出ていたので、どこかのタイミングで手に取ろうと思います。
中村颯希
Jミステリーでお馴染みだったブラックショーマンが文庫化されていたので楽しみに手に取りました。 武司と真世の掛け合いが良く、そしてミステリーとしてもドキドキしながら読めたので、期待を裏切らない面白さでした! 来年続編が出るとのことで楽しみです!!
東野圭吾
元プロレスラー・本橋十一が営む「国道食堂」に集まる人達を描いたシリーズ二作目です。 本作もとても読みやすく、本のボリュームの割にサクッと読めました。 登場人物が多く、それぞれで展開されていた物語が最後はきちんと終わったのが、面白かったし凄いなと思いました!
小路幸也
ずっと気になっていた一冊! 途中に中弛みがありましたが、最後の方は続きが気になってしまい、読む手が止まりませんでした。 終わり方も良く、読了感も良かったです。
潮谷 験
銀座の老舗文具店『四宝堂』が舞台のシリーズ第二作です。 連作短編集ですが、どの話も心が温まるのに加えて文房具に纏わる知識も得られるので、本の魅力がたっぷりの一冊でした。 特にお気に入りは『単語帳』と『栞』です。
犯人視点で描かれる「倒叙ミステリー」 開かない扉に疑問をもつ碓井優佳と、それを開けさせたくない伏見亮輔との息詰まる頭脳戦に、ページをめぐる手が止まりませんでした。 ラストも色々な意味で衝撃で面白かったです。 シリーズ物とのことで、次回作も読んでみたいです。
元プロレスラー・本橋十一が営む「国道食堂」に集まる人達を描いた一冊です。 とても読みやすくて、アッという間に読了しました! 2nd seasonもあるとのことなので、楽しみに続編を読もうと思います。 二方君かっこいい。
優しい気持ちになれる一冊です。 子ども食堂に関係する様々な人達の描写が切なくも温かみがあり素敵でした。 名前を大切にする小野寺さんらしさも良かったです。
小野寺 史宜
岡嶋二人の後期三部作に数えられる一冊 登場人物が4人しかいないクローズドサークル物なのに、最後までハラハラしながら読んでいました。 1987年に書かれたという時代を感じさせない文書も素敵でした。
岡嶋 二人
本屋大賞候補作にもなった一穂さんの本が文庫化されていたので手に取りました。 (初版特典のしおりにも惹かれました笑) 切なさの中にどこか温かみのある6+1編から成る短編集は、どれも引き込まれました。 お気に入りは『魔王の帰還』、最後の一文が素敵すぎです。
一穂 ミチ
4作目となるJミステリー〈2023年秋〉 初読みの作家さんが多かったのですが、どれも面白かったです。 値段は少しネックですが、今後も発売されたら手にとります。 以下、印象に残った話を記載します。 ・逸木裕『スプリット 』 →野球のドラフトの話、ドラフト好きなので一気読みでした(笑)終わり方も良かったです ・長岡弘樹『笑う君陰草』 →少しホラー要素のある話です。いじめや悪ふざけに対して考えさせられる作品でもあります。 ・宮内悠介『最後のひと仕事』 →タイトルがポイント、その文章で終わるのかーとビックリしたのが、ある意味印象に残りました
光文社文庫編集部/宮内悠介/東川篤哉/太田愛/長岡弘樹/似鳥鶏
新しいタイプのミステリーで、最後の方は続きが気になって一気読みでした。 古今東西の様々なミステリーの名前が出てくるのも勉強になって良かったです!
知念 実希人
銀座の老舗文具店『四宝堂』が舞台の心温まる短編集です。 店主・宝田硯が毎回素敵で、どのお話もほっこりしました。 第二巻も出ているので読もうと思います!
一気読みでした! 前作からの登場人物はもちろん、新たな人物達も魅力的で中には史実に基づいた人もいて、どんどんスケールが大きくなっています。 次作が最終巻とのことですが、、、待ちきれないですね。苦笑
今村 翔吾
兄妹が営む定食屋が舞台の第二作品目。 本作では一作目で因縁となった人も再登場するなど、定食屋を取り巻く人間関係が益々濃くなっていきます。 次作も楽しみです!
タイトルの通り、人の死なないミステリーが5選集められた短編集です。 気楽な気持ちで読めるので、読みやすかったです。 お気に入りは岡崎琢磨さんの『ビブリオバトルの波乱』と柊サナカさんの『暗い部屋で少年はひとり』です。
岡崎 琢磨/小西 マサテル/塔山 郁/友井 羊/柊 サナカ
町の広報課にスポットを当てたお仕事小説です。 謎解きやどんでん返しといったミステリー要素もあり面白かったです。 伊達さんが魅力あって結構好きです!
天祢涼
加賀恭一郎シリーズ第3作目にあたる本書は、斬新で衝撃の一冊です。 何を書いてもネタバレになるので、深くは書けないのですが、発売当時は出版社に電話が多数かかってきたという話題作。 確かに私も電話かけたくなりました笑
少し前に読み終わっていた一冊です。 ゴッホとゴーギャンの関係を、ゴーギャンに着目して描いている作品です。 ゴーギャンの絵について色々と知れて良かったです。 そしてテオ凄い( ´∀`)b
『オペラ座の怪人』ならぬ『歌舞伎座の怪紳士』 タイトルが示すように歌舞伎を中央に物語が進んでいきます。 とても温かく心が前向きになれるだけでなく、歌舞伎にも興味がわいた素敵な一冊です。
近藤史恵
兄妹が営む定食屋が舞台の心温まる一冊です。 美味しそうなご飯描写には、毎回お腹がすいて食べたくなりました。笑 全3巻とのことなので、引き続き読んでいこうと思います。
他の方の感想にもありますが、バトル漫画のような展開でとても読みやすく、さらっと読了しました。 続きが気になるため、近く続編を購入予定です!
初めての十津川シリーズでしたが、とても読みやすかったです。 展開も気になって一気読みでしたが、最後の展開には驚きました! 十津川シリーズ、時々読もうと思います。
西村 京太郎
主人公が僧侶ということで、最初はちょっとだけ戸惑いましたが、読み始めたら続きが気になってしまい、一気読みでした。 流石中山七里先生という一冊です。
様々な地域を民俗学的な背景もふまえて教えてくれる一冊です。 話としても面白く、勉強にもなり、旅行した気分にもなれる色々とお得な気分になれました。 各話の最後の一文が風情があって素敵です!
夏川 草介
宙ちゃん、花野さん、やっちゃんとその周囲の人達との関係、絆を描いた家族小説。 どんどん引き込まれていき、気付いたら読了してました。数々の温かい言葉と、美味しそうなご飯の描写が印象深く、優しい気持ちになれる一冊です。
町田 そのこ
本書を一言で表すなら「深い!」です。 解説で又吉さんが書いているように、軽く読み進められる内容ではないのですが、どこか引き込まれてしまい、気付いたら読み終えてました。 施設長が主人公に当てた言葉の数々が素敵です!
中村文則
芥川賞受賞作が待望の文庫化ということで手に取りました。 (タイトルだけ聞いたときは時代小説だと思ってましたが。笑) 『推し』の世界と心情が分かりやすく描かれており、読みやすかったです。 私には『推し』がいないので、普段では触れる機会が少ない世界ですが、こういった世界のことも知れるので、改めて本はいいな!と思えた一冊です
宇佐見 りん
スター性を持っている二人の少女の葛藤を描いた青春小説です。 読みやすく、スラスラと最後まで読むことが出来ました。読後感も爽やかでした!
安壇 美緒
旅の良さと、旅先で食べる美味しいご飯に焦点を当てた7編から成るアンソロジーです。 個人的に好きだったのは『糸島の塩』と『地の果ては、隣』です。 どの話も面白く、美味しそうだったので、旅行に行って美味しいものを食べたくなりました(笑)
近藤 史恵/坂木 司
ずっと気になっていた一冊が夏フェア対象本だったので手に取りました。 『バベルの会』に関係する5編から成る短編集はどれも読みやすく、ブラックなユーモアさもありで面白かったです。 特に好きなのが「北の館の罪人」と「山荘秘聞」です。 米澤さんの本、色々読みたいです。
米澤 穂信
旅先で手にとって購入した一冊。 様々なジャンルの短篇が入っており、文章も優しくて読みやすかったです。 お気に入りは「黄昏飛行」と「やさしい共犯」です。
光原 百合
斬新な発想のミステリーでした。 面白かったのですが、出てくる登場人物達が浮世離れしすぎていたので、もう少し感情移入できると良かったです。
井上 真偽
話題となっている一冊。 読んでみて「確かにこれは話題になる!」と納得しました。 ネタバレになるので語れないのが残念ですが、本当に透きとおった一冊です。
杉井 光
料理の描写が描かれた6編から短編ミステリー 初読みの作家さんもいる中、どの作品も読みやすく、面白かったです。 特にお気に入りは「バスをまつ男」 互いに誉めあえる、素敵な老夫婦に癒されました!
碧野 圭/太田忠司
女子中学生の視点で全6編から成る短編集 優しい文章で心が温かくなりました。 最後も良かったです。
相沢 沙呼
小学生が主人公の5編から成る一冊です。 子供の視点ながら、大人にも気付きを与えてくれる素敵な一冊です。 「僕は、そうは思わない」←良い言葉です。
伊坂 幸太郎
二転三転する展開に読む手が止まらなかったです。 完全に騙されましたが、読了後は気持ちが良かったです。波多野君、いろんな意味でいいね!
浅倉 秋成
独特の世界観を持つ小説ですが、読了後は爽やか、前向きな気持ちになりました。 クイズ番組等を見るのが好きな自分としては、クイズの本質・意味にも触れていて面白かったです。
高山 羽根子
ずっと気になっていた本が文庫化され、気合いを入れて手に取りました。 自分が考えうる多様性がいかに狭いか痛感し、安易に多様性という言葉ですませてはいけないと考えさせられました。 朝井リョウさん、凄すぎです。。
朝井 リョウ
2021年の本屋大賞受賞作が文庫化され、楽しみに手に取りました。 複雑なテーマを扱っているにも関わらず、一気読みするほど魅力的で読みやすかったです。 タイトル含めて素敵な一冊です!村中いいやつ!笑
町田そのこ
読んでいくうちに面白さが増していき、最後のピエロの正体が判明した時には、あらすじの通り、見事に物語が反転しました。 面白かったです。
横関 大
神奈川県警の刑事部長に着任した竜崎を描いた隠蔽捜査シリーズ第8弾 本作も竜崎の魅力たっぷりで楽しく読めました。次回作の文庫化が待ちきれない。。
今野 敏
温かい気持ちになれる一冊です。 個人的に好きな話としては『ルックスライク』! 時を経て念願を叶えた堀深先生が素敵でした。
伊坂幸太郎
「2020 ザ・ベストミステリー」に収録されている短編(3章の「傷の証明」)を読んで、是非本書を読みたいと手に取りました。 精神鑑定などを中心に描いているミステリーで、色々なことを学びながら、楽しく読むことができました。 影山と弓削のコンビ、好きです!
2019年に発表された短編ミステリー9作品を掲載している本書 全作品とも面白く、充実した一冊です! 私のお気に入りは『夫の骨』・『ウロボロス』・『嫌疑不十分』です。 怖さと面白さを秘めた作品を読むことでミステリー熱が再燃しました(笑)
日本推理作家協会
『有隣堂しかしらない世界』で紹介され、興味を持ったので手に取った一冊です。 又吉直樹さんだからこそ描けるエッセイの数々をじっくりと読み進めていきました。 (ただ共感というよりは「又吉さん、めんどくさ!」といった驚きの方が多かったですが笑) 表紙にもこだわりがある本書は読んで良かったです。
又吉 直樹
ページ数は450頁と決して少なくないのですが、それを感じさせない位に読みやすく、のめり込んだ一冊です。 家族の絆と希望は素敵だと思います!
有名な一冊が講談社フェアの対象本であったため、手に取りました。 様々な職業の視点から物語の核心に向かって進んでいき、段々と引き込まれていきました。 色々と考えさせられる一冊でした。
横山 秀夫
初めての凪良さんの本です。 読み始めてすぐに世界観に引き込まれていって、物語の続きが気になって一気に読み進めました。(電車で読んでいた時には、降りる駅に気付かずに乗り過ごしてしまいました苦笑) 周りは親切のつもりで言っているのに本人にとってはそれが苦痛になることもある、ということを教えてくれ、色々と考える機会となりました。 凄い一冊です。
凪良 ゆう
過去の本屋大賞受賞作として前から気になっていたので手に取りました。 実際に存在した村上海賊を史実を踏まえて小説にした全四部作とのことで、第1巻である本作はこれから物語が動き出していくというところで終わってしまいました。 折をみて、読み進めていきます!
和田 竜
毎回購入しているJミステリー第3弾! 今回も豪華なミステリー作家6人による短編集は面白かったです 特にお気に入りは阿津川さんの『拾った男』 テンポが良く、とても読みやすかったです! また今回初読みの作家さんとしては、真梨さんも白井さんでした。 真梨さんは読みやすかったですが、白井さんは、、、少し苦戦しました(笑)
光文社文庫編集部
綺麗な表紙と優しいタイトルに惹かれて手に取りました 結珠と果遠の関係が気になってしまい、どんどんと読み進めていきました 読了後は「流石本屋大賞ノミネート作品」と思わせる納得の一冊です
朝井リョウさんのデビュー作 5人の高校生のリアルな心情を描いた本書は、とても読みやすくて一気読みでした。 高校時代を思い出して懐かしくなりました!
朝井リョウ
映画化され、気になって手にとりました。 介護の問題について描かれた社会派ミステリーは圧巻の一冊でした。 とても読み応えがあり、色々と考えさせられました。 映画も観てみたいです!
葉真中顕
麻耶さんの本は『螢』に続いて2冊目です。 自分では推理をしない探偵という風変わりな設定なのに、中身は本格ミステリーで面白かったです。 最初は「いけすかない探偵だなぁ」と思っていたのに、最後の方にはそれが魅力に感じていたのが作者の術中に嵌まってる感じがしました(笑) 続編もあるとのことなので、もう少ししたら読もうと思います。
麻耶雄嵩
優しく、温かい気持ちになれる一冊です。 5章から成る本作での、各章で主人公が抱えるそれぞれの悩みや葛藤は共感できる部分があるため、最後には前を向いて進んでいる姿に勇気を貰いました! 特に3章と4章がお気に入りです。
本屋大賞ノミネート作品で、“スパイ×音楽”というキーワードが気になって購入しました。 主人公・橘の葛藤と苦しみが分かりやすく描かれており、読んでいて少しつらい場面もありましたが、続きが気になってどんどん読み進めました。 最後は光が開けた感じであり、綺麗な終わり方であったため、読んで良かったと思える一冊です。
仕事にまつわる5編から成る短編集。 どれも面白く、一気に読了しました。 その中でのお気に入りは『ダリア・ダイアリー』!地方医療の現実を描きつつも、結末が温かくて素敵でした。 サラリーマンである自分にとって、色々と考えさせてくれる一冊で、読んで良かったです。
彩瀬 まる/一穂 ミチ
続編にあたる『蟬かえる』を先に読み、本作も気になって購入しました。 主人公“えり沢君”の謎のキャラクター性は魅力的で、続編に登場する人物達もいるため、色々と楽しみながら読むことが出来ました。
櫻田 智也
200ページ弱とそこまでボリューム感はないながらも、非常に濃い内容でとても読みやすく、面白かったです。 “クイズ”を題材としており、作中に出てくる問題を通じて知識を得ることができ、かつクイズ自体の本質や醍醐味も書いているので、色々なことを学べる一冊でした。
小川哲
朝起きた時の考え方や行動等が、その日1日を大きく左右することを改めて学ぶことができた。 少し意識してみます!
マツダミヒロ
文庫化を楽しみにしていた御子柴シリーズ第5弾です! 本作も面白さは変わらず、続きが気になってどんどんと読み進めていきました。 解説の五十嵐さんの視点も面白く、ますます御子柴を応援したくなりました。次作も楽しみです!
本屋で推されていたため、気になって手に取った一冊です。 虫をテーマにしたミステリーは自分としては珍しく、虫について調べながら読み進めました。 連作短編集の各章が、しっかりと作り込まれており良かったです。
櫻田智也
表紙が気になっていた「天久鷹央」シリーズを初めて読みました。 本作は13作目ということですが、登場人物の立ち位置等を分かりやすく描いているためスムーズに物語に入っていけました。 想像していた内容よりも重い事件には、少しびっくりしましたが面白かったです。
とても読みやすい連作短編集でした。 真面目な神崎とちょっとアウトローな黒木のコンビが魅力的で面白かったです。 末永係長や若田部といった周囲の人物にもスポットがあたっているのが良かったです!
絵画が更に好きになる一冊です。 原田マハさんが18点の作品とアーティスト、それを展示している美術館を紹介し、日本の様々な美術館に行きたいと思いました! 特に近代アートは今まで見てこなかったのですが、この本を読んで興味がわいたので足を運ぼうと思います。
『螺旋プロジェクト』の一冊ということで、気になって手に取りました。 後書きにも書いてあった通り、複数冊が関係する企画物ではありますが、本書だけでも伊坂さんらしさが出てて面白かったです!
講談社の冬フェア『よむーくと、冬読』対象本で手に取りました。 重松さんの本は初読みでしたが、読みやすく分かりやすい文章でした。うちの会社にもノアきて欲しいと思っちゃいました(笑)
重松 清