トオルさんの感想、レビュー
トオル
全6章から成る本書は「どの章から読んでも物語になる」との触れ込みでしたので、結構自由に読んでみました。 感想としては「なるほど、確かに」となる一冊でした。読み方によって、印象が大きく変わると思われる各章の構成は斬新で面白かったです。
道尾 秀介
集英社
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五つの短編から成る本書は、まさにタイトルの通り、汚れた手をどこで拭くか、という選択が非常に大事だなということを痛感させられる一冊でした。 日常で起こり得ることと、それに対して自分でも行ってしまう選択が描かれていますが、本作品の結末を読むと、、、ゾワッとすることが多かったです。 特にのお気に入りは『ただ、運が悪かっただけ』と『ミモザ』です。
芦沢 央
ずっと読みたかった本が待望の文庫化となったため、手に取りました。 大阪夏の陣で家康を追い詰めながら、わざと仕留めなかった真田幸村。 「なぜ幸村は仕留めなかったのか、なぜ真田は戦国最後の戦いでここまで活躍できたのか」を様々な視点から描かれ、最後は家康が探偵役として犯人と対峙するという歴史ミステリーです。 史実がベースながら、本当にそうであったかのように思わせる物語は圧巻で、読んで良かったと思える一冊です! (真田信之と毛利勝永のイメージが変わりました笑)
今村翔吾
キラキラの表紙に魅せられ、手に取った一冊です。 本当に様々な17の短編から成る本書、共感できるものから、理解が難しいものまでありました。
一穂 ミチ
広報部に配属された結子の奮闘を綴ったシリーズ三作目(最終巻)です。 大地震の発生から少しずつ立ち直っていく様子が描かれてているため、前向きな気持ちになれるのと同時に、筆者の想いでもある『震災の記憶を残す』というのを感じた一冊です。 読んで良かったと思えるシリーズでした!
天祢涼