あきもさんの感想、レビュー
あきも
凪良ゆうらしい3部構成いじめられっ子と美人だが養子の女の子の出会いからロコのコンサートを見に東京へ旅する物語から、男の子の母と死んだと聞かれていた父との再会、巨大惑星の地球への衝突を機にみんなの気持ちが強く結ばれる。ロコも恵まれない芸能生活の中地球最後の日に向けてコンサートを開き、そこへ一家で聴きに行くというストーリー。地球最後和の日を共に生きること考えさせるものがたり。
凪良ゆう
学校における支援のあり方。多くの教員が視点を同じにすれば必ず良い学校はつくられる。苦しんでいる子供達困った子は困っている子という思いを持って接すること大事!インバイト(インターンシップとアルバイトによって将来に続く仕事への取り組みができる。職場で育てることで社会人を作る良い方法
黒川 祥子
自殺が少ない地域の特徴は助けるとなったらとことん助ける。何事もなるようにしかならない。送って行こうか?ではなく送って行くよ。トイレかしてと言ったらどうぞどうぞと他人でも家に入れてしまう。 すぐに話しかけてくる。縁側もドアも全て開け放してある。など、オープンダイアローグの7要素を全て持っている地域である。
森川すいめい
民俗学の教授とその院生の旅の中で、日本の神は自然の中にあり、外国の神は人であるという。日本は山、石、樹などを古くから信仰の対象にしていたから日本において、森や海が世界そのものであったのに対し西洋ではそれは世界の境界であった。西洋人にとってそれらは恐怖の対象であり壁であった。だから森を開き自然を制圧する営みを繰り返してきた。自分の心の中にを作り上げてきた。
夏川 草介
櫂と暁海の恋愛から始まり櫂の作家デビューをきっかけに2人の心は離れていき、狭い島での噂話、母親の呪縛から離れられない暁海と櫂が、心の中では愛し合いながらも結局は別れることを決意しする。暁海は、父の再婚相手から刺繍を学びプロになる。櫂は、仲間のゴシップで作家としてはやれなくなり酒浸りの毎日でガンになってしまう。暁海は、北原先生と結婚するが、最後は櫂を看取る。北原の援助により。 最後まで貫き通す愛と北原の人間愛を描く。
凪良 ゆう
三部作からなる作品だが全てを読むとその繋がりがわかる。北原の人のために努力する姿そして、働くことと結婚についての考え方、さまざまな出来事から、北原の親の考え方が本当に正しかったんだと思える。 明日美の子供を育て教え子と契約的結婚そして最後は人間の幸せを考えさせられる。
1台目の車に撥ねられ、2台目の車に押し潰されて亡くなったある主婦の死をめぐって起きる異様な出来事。交通事故の主犯となった2人はともに運転手の身代わりで捕まり、その報酬として多額のお金をもらっていたが1人は亡くなった人の旦那に襲われて記憶をなくし、もう1人は犯人である婚約者を庇っていたがその婚約者が、死んだ主婦の異様な目の力に精神をおかしくされ、亡くなった主婦に変身し殺人を犯す。
東野圭吾
52ベルツの声を出すクジラは誰にも声を届けることができない孤独なクジラ。母から虐待を受け彼からも虐待されそれを助けようとした本当に大切な人もうしない1人逃げてきた女性がある街で同じような境遇の子を見つけその後の誰にも聞こえない声を聞き取り助けようとする物語。 誰かがこのヘルプの声を聞こえたらみんなで助け合えるのだがその声は聞こえない。
町田 そのこ
どんなに苦しい時も寄り添って、何も言わなくともそばにいて答えられない人にも声をかけ続けることがケアである。居場所は退屈な場所であることが大切。
村上 靖彦
様々な時に、気持ちが揺らぐことがある、相手にとっても同じことでこの揺らぎをお互いに表現し合うことで互いに共感することができる。揺らぐことはダメなことではない。お互いが何によって揺らいでいるのか考えることで成長する。
尾崎新
アルピニストとして有名だがその裏では様々な挑戦をして、とにかく目立つことをたくさんやることが目的だったような、そんな人なのかと思った。
小林 元喜
一つ一つのことに反応しているから悩みは増える。何事にも反応せず
草薙龍瞬
生物兵器をスキー場で探す展開が面白いが最後の最後が笑える
東野 圭吾
佐々涼子が寄稿してきた文章(エッセイ、ルポルタージュ)の総まとめ。 最後の方に仏教についての体験が、書かれているがなるほどと思う体験ばかり。自分の死を見つめながら書く日々何今までの取材の総集編のように死についての考え方がまとまっているように思える。
佐々 涼子
幼少の頃から様々な苦労をしてきた2人の男女の話。男の子は、その女の子を陰ながら支え、たくさんの殺人、性暴力を働き、陰でハッカーなどをやり金儲けをしていくが、最後には彼女の大阪の店のオープン時サンタクロースの格好をして店にきて、刑事に発見され2階から飛び降りて死んでしまう。女は全く知らない人として去っていく
高校時代の夏休みに起こる奇怪な事件と仲間たちで過ごす楽しい時間。 結末は驚きの変身騒ぎ。 懐かしい高校時代を思い出させるような本
宇野 常寛
発達障害の子供達を雇う本屋さんの物語。
佐藤友則/島田潤一郎
不登校の子はエネルギーが溜まるまでじっとみててあげること。自分で動き出す時が来るまで待つことが大事。逃げることも大切。
増田健太郎
ちゃんと聞く、ただ聞くただただ寄り添うちゃんとみてひたすら向き合う 吉本が作った遊ぶガッコ 自分を守ってくれるお守りのような存在が心にいること(形のない自分の居場所) 大変な時に思い出せる人そんな人に出会えたらそれが自分の居場所
大崎 洋
親は選ぶことができないけど、パートナーを選ぶことはできる。自分に良い影響を与える人の存在は、自分で選ぶことができる。のではなく愛したのが家族だったのだ。 死ななきゃなんとかなっちゃうよ。
岸田 奈美
病院よりも社会で見守る方が人はげんきになる。人との繋がりこそがいちばんの処方なのではないかと思った。
西 智弘/西上 ありさ
母親の発達障害によってお金があればどんどん使い、なくなれば人から借りる。子どもたちを使ってお金を借りては遊び、男を乗り換え、ラブホテルの敷地で寝泊まりし公園でホームレス同様になってそれでも母親のことを捨てきれず、母親に何かしてあげたいと思う子供。最後には自分の祖父祖母を殺してしまい、裁判では母親に見捨てられ世の中はこんなにも見逃しているのか?
山寺 香
子供達の行動と家族の大切さを感じた。 多くに歩行少年の家庭がいかに子どもたちのことを考えていないか? お金、男女関係、生活苦全てが子供達の成長に大きな問題を与えている
石井光太
人間はなるようにしかならないものだけど努力をしなければいけないというスピノザの哲学を医療の現場で実践する医師の素敵な生き方を描いた物語に感動した。
文学部の大学院生が、文学を通して生きていくことの難しさを描いた作品。 一般社会で働くこともできずお金がなくなり研究室に泊まり込む先輩の生き様と自分の人生を重ね合わせて考え先輩の死から普通に生きていくことを選択する。
額賀 澪
批判をすることなんて誰にでもできるけど、意見を言える人は、多くないということに気がついた。人からの批判が怖く無くなる一冊
ちきりん
諸葛孔明の生き方を通して人と人との関係と人の用い方、相手の心理を読む、人間の情を感じる一冊
宮城谷昌光
ただ居ること難しさ、いるとするのは違う、福祉の世界が商売になっていることへの疑問
東畑 開人
理想的な死に方について考えさせられる一冊
不思議な世界を素敵に描いている本
万城目 学
難解な文章をわかりやすく解説しているがそれでも難解
國分功一郎