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#真相をお話しします

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結城 真一郎

新潮社

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作品紹介、あらすじ

ミステリ界の超新星が仕掛ける、罠、罠、罠、罠、罠。家庭教師の仲介営業マンとしてしのぎを削る大学生。娘のパパ活を案じながらも、マッチングアプリに勤しむ中年男。不妊に悩んだ末、精子提供を始めた夫婦。リモート飲み会に興じる学生時代の腐れ縁。人気YouTuberを夢見る、島育ちの小学生四人組。微笑ましくて、愛おしくて、時に愚かしい。令和を生きる私たちにニュー・ノーマル。-本当に?読みながら覚えるかすかな違和感と確かな胸騒ぎ。それでも、あなたの予想は必ず裏切られる!緻密で大胆な構成と容赦ない「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。第74回日本推理作家協会賞“短編部門”受賞作「#拡散希望」を収録。

感想やレビュー

あまり読まない類いの本ですが、予想していた以上の結末にやられた~、という気持ちで楽しく読みました。短編で読みやすいです。

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全てがどんでん返しの現代テーマ短編集 「ヤリモク」と「パンドラ」が特に面白かった。 各所の違和感、伏線回収がよかった。 ★★★★☆星4.0

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最初の2つと最後の1つ。最初の2つがほとんど内容予想できて冷めた

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短編。パンドラが面白かった。あとはイマイチかな

スパイスのきいたミステリ短編集。 仕掛けはワンアイディアなものが多いので、この短さが丁度良い。 短いなかにもしっかりヒントを書くタイプの作家さんなので、どの作品も読み終わったあとに、もう一度読み直したくなる。 「ヤリモク」も相当ヒントがあったのに、え、そうだったの、と気持ちよく騙された。 面白いミステリ短編を書ける作家さんは貴重。次回作にも期待したい。

短編小説で読みやすかった。 表紙の小学生が気になったので、すぐに引き込まれ面白かった。 文章は読みやすいが、情況をイメージしづらく、何度か読み返す部分もあった。 私はパンドラの話が一番好きです。

【所要時間】 1時間 【感想】 東野圭吾が、隙間時間で流行り物(不妊治療、YouTube、Zoom、)のミステリー書いた的なイメージ。 表紙も、「#真相をお話しします」「発売即重版」と煽りまくり。 設定の伝え方も丁寧で、オチもわかりやすく、伏線も回収するという真面目な仕上がりでした。

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5編の短編ミステリー。 表題・表紙の不気味さと本屋大賞候補という事から、つい期待値が高くなってしまった感あり。読みやすいが後味がちょっぴり悪い。イヤミスが好きな人にはお勧め。リモートのトリック等はまさに今風。最後の『♯拡散希望』は面白かった。

読者を「騙すため」に作られた短編集。 一番「やられた」と思ったのは、「ヤリモク」。最初は男性の方がペースを作っていて、このまま行くのか?と思っていたら、女性の方が罠を仕掛けていた。女性の方が一枚上手か、と思ったら、男性もまた女性を「ヤる」ために罠を張っていた。 最後の最後まで、どちらが上手かわからないのが面白かった。

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