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らいかさんの感想、レビュー

澤村伊智「さえづちの眼」読了。 「母と」「あの日の光は今も」「さえづちの眼」の三篇の中篇集。 「母と」真琴よく頑張った。えらいぞ。そして初めて登場する比嘉姉妹の母。ほんで比嘉家には7人の子供がいたこともわかる。琴子、美晴、真琴の三姉妹ではないのは前から仄めかされてたけど初めて7人と出てきた気がする。今後どう絡むのか楽しみ。まあちゃんと生きてればの話だが。 「あの日の光は今も」辻村ゆかりと湯水がでてくる。これは本シリーズ2作目であるずうの目は必須で読んでおく必要あり。それによって怖さが全然変わる。短編集でも出てきたけどこの辻村ゆかりの能力はまじちょっと勘弁して欲しいな。怖すぎるわ。 「さえづちの目」田舎の風習というか土着の信仰というか色んなものが混ざって遠野物語的で好き。そしてやっぱり琴子が好き。終わり方の謎は残るがその謎の残る終わらせ方も琴子の感じがして好きだなあ。 うん、やっぱりこのシリーズ大好きだわ。早く続きが読みたい。と今調べたら「ばくどうの悪夢」ってある!ああ!でもハードカバー!!はやく文庫化を!!

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