Bookstand
Bookstand

らいかさんの感想、レビュー

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖 扉子たちと継がれる道」読了。 主人公が栞子さんの娘、扉子になってからのシリーズ4作目。ほんとこのビブリアのシリーズはなんかずっと面白い。ミステリー小説だが基本的には殺人事件は起こらず、本にまつわる謎解きがメイン。この謎と謎解きの加減が絶妙。今回は夏目漱石を含む鎌倉の文士達が立ち上げた「鎌倉文庫」がテーマ。 そして今作はなんと言っても智恵子、栞子、扉子の3世代が絡むのである。しかも智恵子に至っては学生時代の智恵子と、後に栞子の父になる登も登場するというか登の視点での章があるのだよ! と、こう書いてもこのシリーズを読んでない人にはさっぱりだろう。だがそれでよい。なぜならシリーズ通算11作目にあたるのだから、シリーズを読んでる人にだけ分かればよいかと。ね。

らいかさんの最近の感想、レビュー

App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう