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らいかさんの感想、レビュー

澤村伊智「予言の島」読了。 初めて比嘉姉妹シリーズ以外の作品。さてさてどうかなと読み始めると... ん?比嘉姉妹シリーズは文章がスルスルと入ってきたのに、なぜかこの本はなかなか頭に入ってこない。なんかいつもと文体が違うからか?と思いつつ読み進めるうちにだんだん慣れて話も面白くなってきたのでさほど文体は気にならなくなった。 これはホラーというより横溝正史的なミステリーに近いのかな。一世を風靡した霊能力者宇津木幽子が「20年後に霊魂六つが冥府に落ちる」と予言した内容を確かめに島を訪れる主人公たち。そしてその詩の通りに惨劇が起こっていく...うーん横溝正史ってなる。 んでもやはりクライマックスになってくると澤村伊智節のエンジンがかかってきて、おおおおどうなるとページを巡る指が止まらなくなる...のるののだが.... そうか...そういうことか.... 最初に感じた違和感の正体は、 そういうことだったのか.... うーーーーーーーーーーーんこれはどうなのだ。確かにうん、そう言われるとそうなのだが。 ここは賛否分かれるところではないかなあ。嫌いではないが、こう、もっとほら、こう、ねっ。 といったところです。はい。 これで気になったのであれば読んでみてください。 おれはざっともう一回目を通します。 しかしやはり呪いというものは存在するよね。

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