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愚里虎さんの感想、レビュー

レビー小体型認知症のおじいちゃんをもつ楓先生 は小さい頃からおじいちゃんの『物語』を紡ぐのが大好きだった。 おじいちゃんは煙草に火をつけ、紫煙の中に物語をどんどん紡いでいく。 劇団の四季くんをはじめ、プールで飛び込んだまま消えてしまったマドンナ先生の消失事件、ウォーキング途中で傷害事件を目撃し正義感から疑われてしまった同僚の岩田先生の冤罪事件、そして最後には楓先生をオソウストーカーの介護士など、おじいちゃんが幻視を見ながらも、きちんと根拠建てて独特の論理で構成され、紡いでいく物語はとても面白く、素敵な作品でした。 この作品は、ナイナイのannの放送作家の小西マサテルさんの作品であり、このミス大賞を受賞していたので、一気読みしました。 また4月から転職して一発目に読み終えた作品でした。 素晴らしかったです!!

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