愚里虎さんの感想、レビュー
愚里虎
全体的にほっこりするお話が多かった。 観覧車があるテーマパークにこだわる先輩後輩、ファミレスにて繰り広げられる学級旗作成話から、メロンソーダを毎回頼む女の子への話 必ず始発に乗る女の人の理由など。 なかなかに面白かった!
青崎 有吾
集英社
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めちゃめちゃおもしろかった!!! とゆうより、完璧に私好みの話でした! 主人公のネズミくんは、突然茶褐色色の大きな月が見えるようになり、「思い出女」とゆう怪異に襲われるようになる。思い出女は、昔から知ってるような気がすると思い出の中に必ず現れ、少しずつ思い出が最近のものになっていきます。 赤ちゃんのとき、幼稚園、小学校、中学校、、、昨日、今日、さっき!とさっきまできたら、襲われるという何とも気味悪い怪異(都市伝説)です。 思い出女から助けてもらったのが、唐木田探偵事務所 豊後さん、フランさん、バンチさん、ナギさん、アラマタさん、雪華さん、社長、などなどの面々。 怪異を人知れず滅殺する探偵たち。 それぞれ、個性があって、個人武器も様々、この小説で初めて「方天画戟」を知りました。三国志のヒーロー呂布が持っている武器。 みな、それぞれ探偵になった経緯や働く意味があり、いろいろな怪異と戦っていく物語。 花子さんに1人殺られたのはびっくりしましたが、Anotherの不思議な感覚は味わえました。 また続編を読みたくなる!そんなお話でした。 似鳥鶏さんも趣味全開の話と言っていたので、続編に乞うご期待です。 ありがとうございました。
似鳥 鶏
マリ姉の真相を突き止めようとする「ユースケ」「サツキ」「ミナ」 途中で出てきた魔女や町長、病院の若先生、図書委員など、一癖も二癖もあるような登場人物 突如何者かによって殺害されたマリ姉、、、 その後、マリ姉によって残された六つの都市伝説、、、 1つ1つの都市伝説を解き明かして行く中で、マリ姉の死の真相に迫っていき、少しずつ見えてくる「なずての会」という一大組織、、、 実はなずての会は怪奇なモノ(闇のモノ)と戦う組織で、町長も悪者かと思いきや子供たちと街を守るとてつもなく良い人で、最期の最期まで子供たちを守ろうとしてくれていた。 魔女もなずての会を封じ込めようといろいろと動いていて、最後には闇のモノを倒すことができ、マリ姉の真相も解明されて、なかなかにどんでん返しもあり楽しめた作品だった。 『屍人荘の殺人』以降、今村さんの作品はどれも楽しく読ませてもらっていて、今回も違うテイストで楽しめました!!
今村 昌弘
タイトル通り いくつかの章に分かれている。 昼休みに学校を抜け出して超こってりのラーメンを食べに行く話、 文化祭に向けて小説クラブが入稿するが、挿絵担当のアマリリス先輩が行方をくらます話、 マドンナへの告白を賭けて男子たちが消しゴムポーカーに興じる話、 占い部の部室の前で、たった一言つぶやいた者。その真意についてあぁでもないこーでもないと推理する話、 生徒指導森山が17年前に出くわした天文部で消えた女子高生の話 最後には全ての章に出ていた、名探偵マサ!(生徒会長であり、小説部部長であり、ラーメン友達の双子の妹の彼氏であり、ポーカーの元締め)が、いろいろ凄すぎる! ザーッと読めた心地いい作品でした。 ※最後の話しはなんとなく先が読めたけど。 ☆3つです!!!
阿津川 辰海
めちゃめちゃ面白かった あるペンションに3つの連続殺人を解き明かすイベントに参加した、月島理生、永門学、そこにいたのは、亜土夢、夏野、新城、アッシュ、怜など。また支配人のMに雑用係の島田のかなえと篤くん。 時を同じくして警察の紗和と白井のもとに、血まみれの男が現れ「助けて」と言い残し倒れてしまう。 元心理カウンセラーで警察本庁勤めの久賀の提案で血まみれの男を催眠療法で記憶を蘇らせていく。 やがてペンションでホントの殺人が起きてしまう。 単なる謎解きかお思いきや、まさか!まさかの多重人学性乖離だとは!! そして、てっきり永門がもう一つの人格かと思いきや、人格なのはアッシュ、亜土夢、新庄たちの方!!! 最後には怜とナミ(行方不明の怜を捜してほしいと白井に依頼したキャバ嬢)までもか入れ替わっていた!!! もう一度改めて読むとなるほど!なるほど!と納得させられてしむう1冊でした!! お見事!!!☆3つです!!!
神永 学