トオルさんの感想、レビュー
トオル
神奈川県警の刑事部長に着任した竜崎を描いた隠蔽捜査シリーズ第8弾 本作も竜崎の魅力たっぷりで楽しく読めました。次回作の文庫化が待ちきれない。。
今野 敏
新潮社
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直木賞候補で話題となった後に、ずっと気になっていて手に取った一冊です。 皆がよく知る遊びを題材に、独自のルールを加えて高校生同士が勝負を行う青春エンタメ小説です。 自分であればどのようにするかを考えて読み、想定より斜め上の展開に感心しながら、楽しんで読むことが出来ました。 主人公である射手守真兎にも好感がもて、読んで良かったと思える一冊でした!
青崎 有吾
犯人視点から福家警部補の推理によって段々と追い詰められていく倒叙形式の短編集です。 「刑事コロンボをこよなく愛する著者が描く推理小説」というだけあり、調査の進め方や追い詰め方等がコロンボに似ており、懐かしさを感じました。(コロンボシリーズ、学生の時に結構読んでいました) 機会があれば続編も読んでみたいです。
大倉崇裕
ガリレオシリーズ第10弾です。 南房総沖で見つかった水死体は行方不明届けが出された上辻であったが、今度はその届け出を出した同居人が行方不明に。調査を進めるうちに警察は湯川の名前と出会い、、、 安定の面白さと読みやすさでした! 湯川先生もシリーズを重ねるごとに人間味が出てきていて、より魅力的に感じます。 巻末に収録されていた特別短編『重命る(かさなる)』も良かったです。
東野 圭吾
隠蔽捜査9が待望の文庫化ということで手に取りました。 今作は横須賀のアメリカ海軍基地近くで発生した殺人事件ということで、NCIS(海軍犯罪捜査局)との異例の合同調査を行うといった米国との絡みがあります。 米軍との関係や法律、取り決め等は知らないことが多くて勉強になったと共に、竜崎の立ち振舞はどこが相手だろうと相変わらずで気持ち良かったです。 次作の文庫化が楽しみです!