
街とその不確かな壁
村上 春樹
新潮社
作品紹介、あらすじ
その街に行かなくてはならない。なにがあろうとー。高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そして、きみの面影。村上春樹が、長く封印してきた“物語”の扉が、いま開かれる。
感想やレビュー
2023.09.中旬読了
最近の著書の中では一番共感できた。
よくわからない。壁の中に本体。影はこの世界。夢読み。 図書館
不思議な物語。
ハードボイルドワンダーランドと似ていたから何が起きるのかなと思いながら読んでいたけれど、思ったより結末があって村上春樹っぽくないと感じたとこもあった。人間誰も影に過ぎないというのはもしかしたら自分のそうじゃないとこはどこか自分が作ったところにいるのかもしれないとも思えた。イエローサブマリンの少年の家の人たちは少年を大事に思っていたということを伝えたかったのかな。でも、なんかそれってあんまりここでは意味ないような。2番目の兄が言っていたセリフを語らせるためだけに出たのだろうか。
8/7みもちゃんから とても読み進めが困難だった。そして物語に入っていきづらいストーリーだったように思う、それが村上春樹の本なのかも?
内にある自分、影の自分をかんがえさせられる