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お探し物は図書室まで

お探し物は図書室まで

青山 美智子

ポプラ社

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作品紹介、あらすじ

「お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?」。仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力と希望が満ちていく物語。2021年本屋大賞第2位。

感想やレビュー

優しく、温かい気持ちになれる一冊です。 5章から成る本作での、各章で主人公が抱えるそれぞれの悩みや葛藤は共感できる部分があるため、最後には前を向いて進んでいる姿に勇気を貰いました! 特に3章と4章がお気に入りです。

3

面白かった。ビジネス本、自己啓発本でなくてもいい。小説が与えてくれるものは大きい。勇気、これでいいんだという受容、視野が狭くなっているよという気づき、みんな同じように悩みを抱えているんだ、私だけじゃない、それなら私も小説の中の人たちのように一歩踏み出したっていいんだ。

2

青山さんの本は、初めて読んだけど、どこからこんな言葉が出るのかと不思議に思うほど、ひとつひとつの言葉が心に響きました。しかもその言葉がみんな優しくて、私が探していたのは、こういう本なんだなと思えました。また、登場人物に共感できるところが多くて、すらすら読めました。 すべての話が繋がっているから、最後まで楽しめました。

2

青山さんの本を読んでいると、ほっこり温かい気持ちになります♪ 今回の舞台は、町の小さな図書室 特に2章、3章の主人公(家具メーカー経理部に勤務する諒と元雑誌編集者・夏美)のお話が共感できて好きでした。 私も、本書に登場する司書・小町さんに本のセレクトしてほしいなぁ(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡可愛い付録と共に

2

とても良かった。どのエピソードにも共感できた。年代によって心の葛藤は様々だが、小町さゆり司書が本を選書し、その本を通して、各人が自分で自分の悩みを解消していく。本のセレクトセンスも良いのだろうが、各人にそれを受け入れる(噛み砕く)力があることも大きい。 3つ目のエピソード以降は毎回ウルウルときた。特に3つ目のエピソードで、「まだメリーゴーランドに乗ってるの?」という問いかけは心に刺さり、そして肩の力がほっと抜けた。

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