まきまきちゃんさんの感想、レビュー
まきまきちゃん
青を基調とした美しいアート✕短い物語が融合した詩集の如き短編集。 『赤と青とエスキース』の装丁画も手掛けた水彩作家・U-ku氏の挿絵と青山美智子さんが紡ぐコトバが溶け合い、優しく心に浸透する。最後の一頁まで美しい!
青山 美智子/U-ku
PHP研究所
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悪夢シリーズ8作目。 シリーズ勢いそのままに…お決まりの怪しげな登場人物達に苦笑いしつつも、二転三転するスピーディーな展開に今回も釘付け。 ただ個人的には今までの作品と比較するとどんでん返し的な衝撃は若干弱めの印象。 思いの外心温まるラストで良かった。
木下半太
コロナ禍に纏わる6編の短編集。 パンデミックに振り回された当時の異様な空気、人々の混乱ぶりを思い出しながら読了。 イヤミス他バラエティーに富んだストーリーの数々で楽しめた。特に「特別縁故者」が印象的。 直木賞受賞作とのことだが、個人的には「スモールワールズ」の方が好み。
一穂ミチ
面白かった。スカッと気分爽快、元気が漲るエッセイ。 老眼が進んできた私には有難い文字の大きさでニンマリ。 辛口だがユーモア溢れており著者のお人柄がよく分かる。 歯に衣着せぬ物言いが実に爽快で、イタズラ電話やソバプンの話はおおいに笑った。
佐藤 愛子
ほっこり食べ物小説では終わらない想定外の展開と驚きの結末に戸惑いを隠せず、若干ほろ苦い読了感。皆ハッピーになってほしい。 ただ著者の料理描写には裏切られなかった。メニューはどれも美味しそうで、レシピにそそられ仕事帰りに辛ラーメンを購入した程。笑
原田ひ香