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私が彼を殺した

私が彼を殺した

東野 圭吾

講談社

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作品紹介、あらすじ

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

感想やレビュー

犯人を最後の最後まで書かないで、読者に考えさせる見事な作品。毒入りカプセル錠剤の数にずっと視点を当てて読者に考えさせるが、実はピルケースが重要で、それの流れを考えれば自ずと犯人がわかる凄く巧妙に仕組まれた作品。三人の視点から交互に文章が書かれているのも面白い。他の作家では考えつかない。さすが東野圭吾の作品。

加賀恭一郎シリーズ。『 どちらかが彼女を殺した』と同じく読者への挑戦状を叩きつけてきた。 巻末の解説見ても分からず考察サイト見てようやく犯人が分かった。 よくこんなの思い付くよな。さすが天才・東野圭吾。

2002年3月 文庫 ・神林貴之 兄 両親が小さい時亡くなった為        妹と別々に育てられ        大きくなってから一緒に暮らし            だす  ・神林美和子 妹 人気の詩人          (兄と近親相姦の中) ・穂高誠  美和子の婚約者 →殺される       作家 タレント 映画制作等 ・駿河直之 穂高の友人 仕事仲間       (マネージャーのような) ・浪岡準子 穂高の元恋人 →自殺 (駿河と同じマンション) ・雪笹香織 編集者 美和子 穂高 担当       穂高の元恋人 登場人物全員が "クズな世界に住む住人” 美和子は例外か..と思うけれど  近親相姦を拒否していなかったり  穂高を結婚相手に選ぶところで  充分"住人” 加賀恭一郎シリーズ 加賀さんが出てくるのは後半 神林兄妹 駿河 雪笹  加賀刑事 5人が最後に集まり 犯人を名指しする 毒入りの薬をどのように 駿河に飲ませたか 思索しながら..の犯人探し 犯人の名前は最後まで出てこなかった けれど..最後の推理の手引きや ネタバレ等から.. 犯人はわかった 登場人物達は好きではない けれど..犯人を見つけだす 思索..考察..は面白かった  

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