蒼空少年さんの感想、レビュー
蒼空少年
神話と人間の根源的な疑問である我は何処から来て何処へ行くのか、ファーストコンタクト、組織の滑稽さ等を交えたストーリーに魅了された。 ただ前半の部分はもう少し簡潔でも良かったかと思う。
機本伸司
早川書房
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塩野七生さんは十六歳の夏にホメーロスのイリアスを読んで感動し、地中海の戦いを書きたいと思ったらしい。 それでベネツィア通史と、レパントの海戦で、コンスタンチノープルの陥落、ロードス島攻防記を著した。 古い資料から生き生きとした物語を紡ぐ著者の筆力に、今更ながら驚く。 ワクワク、ドキドキ、ハラハラ、そしてジリジリ、イライラと、読み進むうちに感情を揺さぶられる。戦いの様子が目に浮かぶ。 他の著作も読んで、地中海を旅して直に見てみたい。
塩野 七生
美を知るというのは、幅広い教養と虚心坦懐手いることが大事だ。
中島誠之助
文明開化の世になってもあやかしがいるなど、面白き物語なり。 幡中恵とは才能豊かなり。
畠中恵
坂口安吾が信長を描いていた事は知らなかった。 これまで読んだ信長の中でも、3本の指に入る面白さであったし、信長の生き様が生き生きと描かれている。勿論フィクションであるが、リアルに感じる。 坂口安吾の他の作品も読みたくなった。
坂口安吾/七北数人