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まみさんの感想、レビュー

久我先生の落語家シリーズ シリーズ①巻がなくて②巻から読んでしまったけれど楽しかった。 明治初期の若手落語家同士の恋。 なんなの、このほっこり感〜。 ふたりの意気投合っぷりは、さもありなん。 関西弁の雰囲気にも違和感なく入っていけて、可愛いカップルでした。 藤之助お師匠さんは困ったお人だけれど、憎めない。 恋する椿丸は、さらに美やかで眩しいと寄席で評判なのに…、自分の魅力を今ひとつわかってない所が、可笑しかった。 芸風のまったく異なる二人だけれど、お互いに尊敬しつつ、新しい事にもチャレンジする。あだくらべってタイトルがぴったりでした。 個人的には、もうちょっと大人のしっとりしたお話が読みたいかも…。なーんて思っていたら①巻は大人カップルなのね、読みたい! 次はどんな人が登場するのか楽しみです。 たちきりさんの紹介で知ったシリーズです。 ありがとう♡ 【あらすじ】 明治初期の若手落語家同士の恋。 山川一門と栗梅亭一門は、世間では仲が悪いと思われている、敵対流派。 華のある若手落語家の山川椿丸と、栗梅亭一門の人気噺家の真吾は、ひょんな事から、お互いの芸風に惚れ込み、師匠に内緒で逢う瀬を重ねるが…。 ①頬にしたたる→落語から漫才に動く時代。興行師と芸人。 ②におう桜のあだくらべ→落語家同士 ③酸いも甘いも→落語家同士 ④恋を半分→大学落研 ⑤七日七夜→落語家と太鼓持ち あの日の君→落語家のドキュメンタリーを撮る番外的作品

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