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すだれさんの感想、レビュー

旧制中学の流れを汲む、文武両道が校是の地域の名門公立高校。その野球部の歩みを、10年ごとに定点観測して描いた小説。 野球小説としても、青春小説としても、文句無し。 地方名門高校の定点観測小説としては、伊吹有喜さんの傑作『犬がいた季節』などもあるが、そちらに比べると、野球部に絞っている分だけ、逆に高校生を取り巻く環境にもスポットが当てられていて面白い。OB会のしがらみ、卒業生の教員ネットワークなど、名門校、伝統校ならではの地域とのつながりに、わかるわかると頷く人も多いのでは。 第四話と第五話は特に凄みがあった。

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