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わたしの美しい庭

わたしの美しい庭

凪良 ゆう

ポプラ社

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作品紹介、あらすじ

小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。百音と統理は血がつながっておらず、その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。三人が住むマンションの屋上には小さな神社があり、断ち物の神さまが祀られている。悪癖、気鬱となる悪いご縁を断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるがー

感想やレビュー

どこか心がほっこりする話。

3

凪良ゆうさんの本2冊目。 いろんな家庭があるなと思う。 親がいなくてもその人が楽しければ幸せであれば良い。 結婚してなくても周りがあれこれその人の心配する権利はない。 自分の中の軸をしっかりもつことが大事だなと思いました!

2

神社の神主三の庭

1

ちょっとみんな不幸だけど幸せ、 そのぐらいが安心する。

1

自分が幸せと感じていれば十分。 色んな幸せがあって、色んな人生があるなと。

1

⭐️⭐️

1

二人暮らしをする小学生の百音と、百音の母親の元彼、統理。世間から見たら「訳あり」の家族だけれど、二人は二人なりに幸せだった。 印象に残ったフレーズ 「手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、少なくともぼくは思っています」 昨今の不安定な世界情勢を見ても、ストンと腑に落ちるような言葉だと思う。みんなが手を取り合うことが大切だが、それすらも「ひとつの手段」なのだから、手を取り合えない人の前は、黙って通り過ぎることが大切だと学んだ。 この本は、凪良さんの本の中でも文体がポップで、軽いと思った。内容がずっしり来る内容なだけに、この文体とのバランスがいいな、と感じた。 また、凪良さんの本には、「多様な愛」を書いたものが多いが、今回もそれが表れていると思う。揺れ動く複雑な男女の愛だけでなく、同性愛だったり、親子愛だったり、くどくない重さで入っていて、人にも是非薦めてみたいと思った。

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