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スカーレット・レター

スカーレット・レター

五十嵐 貴久

実業之日本社

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作品紹介、あらすじ

文芸編集者の春川澄香は、新人作家の山科和美と打ち合わせをするため岩手県に向かった。半日かけてやっとたどり着き、温泉宿の部屋で一息ついていると赤い封筒が目に入る。中に入っていた便箋を読むと歓迎の言葉が綴られていた。その時、窓に何かがぶつかる音が。おそるおそる確認してみるとカラスがぶつかり、血を流していた。それをきっかけとするように老人の幻影が現れ、何かを訴えようとしてきたのだ。和美の友人の不審死、ベストセラー作家の失踪…。全ての真相が暴かれた時、澄香が町を訪れた本当の理由が明らかになる!

感想やレビュー

ホラー要素が強めの作品だが、私の口にはイマイチ合わなかったもよう。 後半のドタバタ展開に頭がついていけずちょっぴり残念な感じが否めないが、唯一編集長のキャラに救われた。宮崎のスパイス、マキシマム(?)がめちゃめちゃ気になっている。笑

出版社春川さんのお話。 彼女が担当するのは岩手県在住の女のコ。 すごい才能を持っているが、いまいち次回作のラストが決まりきらずにいたため、古田編集長とともに岩手県へ。 旅館を営む小説家、父親は心臓を患う、母親は旅館を切り盛りする 兄は、、、 実は死んでいた! 台湾の宗教で、死後1年以内なら死者を1週間だけ蘇らせることができる。 ただし!1週間後にはまた灰に戻ってしまう。 兄が突然死した悲しみを何とかしたいと母親が兄を蘇らせた。そして、冥婚(死者と結婚したものはそのまま死を迎え永遠にいられる)で春川が選ばれた。春川自身も不倫相手の作家を殺害したばかりで幼少期に両親に優しくされなかった悲しみから、その冥婚を受け入れることに、、。 冒頭シーンでいきなり殺害シーンが出てきたが、そこから全く触れられることなく話は進み、最後につながるとゆうお話。 、、、。父親が急に元気になったり、いきなり兄が死んでいたことが露呈されたり、ちょっと途中から回収に急いだ感じがありました。 でも、4日で読み終わったので面白かったです。

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