Saharaさんの感想、レビュー
Sahara
探偵アティカス・ピュントの助手ジェイムズ・フレイザー…「名探偵ポワロ」のヘイスティングス役、ヒュー・フレイザーを連想するのは私だけじゃないと思う。ホロヴィッツさん、狙ったのかな?
アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭
東京創元社
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うっかり夜更かしして一気に読んでしまった。どんどん盛り上がる展開も、散りばめた謎の回収の仕方も、読後の肩透かし感も、全てひっくるめて良いではないですか!ああ!恩田作品だなぁ!楽しめた。満足です。
恩田 陸
恵弥さんの強烈なキャラクターに引きずられて、ページをめくる手が止まらない。最高に魅力的なひとだけど、破壊力抜群のパワーに圧倒されてちょっと疲れたかな。
恩田陸
期待していた謎解きとは違う結末。それもまた良し。 「私は世界がきちんと地続きであるとは思っていない。どこかに歪みやねじれがある。」p.87
図書館本読了後に続けて自前の文庫本を読む。どんだけ好きなのか。 あちこちにヒントめいた記述はあるが、最終的な解釈は読者に委ねられているようで、謎解きの類いはない。二度目くらいまでは不可解な雰囲気を楽しめば良いのだろうと考えて、辻褄合わせてのような読み方をしなかったためか、読む度に前回は気づかなかったことが見えてくる。 今回は「ただ一度きりの朝」を「ただ一度きりのの生」と読み替えてみたらどうなるか、と考えてみた。大橋くんは所謂「信頼できない語り手」で実はもう亡くなっているという読み方はどうだろうか。
森見 登美彦