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りんなさんの感想、レビュー

中国の現代アートに関する本 芸術への審美眼を備えもつ真紅は王剣に魅せられ中国へ。気高い女性・赤く燃える情熱に満ちた中国で、キュレーターとしての仕事を任されるものの、王剣の豹変した獰猛さ、身勝手さに嫌気が刺す。王剣と運命の出会いかと思われたが、あくまで彼はビジネスで富を肥やすためにアートへ参入しており、真紅との価値観が合わず、喧嘩後は会わないままお別れした。一方で、マッサージ店で出会った#9は、しなやかで繊細、温もりのある青年に恋に落ち、帰国した後もふとした瞬間に思い出す。一度会いに行くが、それ以上の関係は求めなかった真紅。なぜなのか。真紅は#9とどこかで一緒になれないと悟り一夏の恋のような甘酸っぱいままで終わらせたかったのかなと思った。

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