ラミラミ2202.10さんの感想、レビュー
ラミラミ2202.10
⭐️⭐️⭐️ 出てくる物語の主人公たちが かなりの割合で犯罪者だった (このシリーズはこの後 借りるかもしれないけれど 買いはしないと思う)
青柳碧人
双葉社
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1993年発行 ・主人公 勇作(警察官) ・殺人事件の親族(会社経営者) 晃彦(医者) ・晃彦の妻 美佐子(勇作の元恋人) 勇作と晃彦は同級生 幼い頃からの"宿命”のライバル 話の中頃までは 2時間のサスペンスドラマ みたいだと思った 最後の謎解きあたりまできた時は ドラマチックな(少しSFぽい様な) 話だと思った サスペンス要素 たっぷりの"ザ・宿命"の小説だった (ミステリーが主役という感じではない) 面白かった
東野 圭吾
再読 八章の明治維新 幕末 宇和島藩の 提灯屋の仏壇職人が 蒸気船を造り上げた話の 動画を見て再読 八章の明治維新 ・宇和島藩 伊達宗城 →提灯屋の前原嘉蔵らが完成 ペリー来航僅か6年後 ・佐賀藩 鍋島直正 →反射炉を作らせて 実用船「凌風丸」完成 田中儀右衛門(からくり儀右衛門)ら活躍 (現在まで続く東芝を作った人) ・薩摩藩 島津斉彬 →西洋軍艦「昇平丸」 佐賀藩に先駆けて 日本初の蒸気船「雲行丸」建造 (ジョン万次郎の知識を素に和洋折衷船に 蒸気機関を搭載) この3つの藩が 同時期に 見様見真似.. オランダ語の設計図から.. 蒸気船を造る 話がすごく好きで この章を読むだけで 映画1本見た気持ちになる 名前とかすぐ 忘れてしまうのだけれども 暫くして読むと 初読の様に楽しめるところが ..いいところだと思った
百田 尚樹
2013年7月文庫 ・マックス豪事件 ・失われた灯 ・相棒 ・プロジェクトブルー の4つの話 倒叙形式のミステリー 福家警部補2冊目 シリーズ2冊目なので 福家警部補に対する 信頼感が余計増していて 面白かった どの犯人も切れ者で その上をいく警部補 追い詰められた犯人全員が 潔いいところも (言い訳したり ごねたり 襲いかかってきたりしないところ) 気持ちよくて良かった 解説に主人公である刑事が 「何を思い何を 感じているのかは 一切書かない 視点はその刑事を 傍から見ている第三者のものにする こうして生まれたのが福家警部補です」 とありここが自分が 面白いと感じるところだな と思った
大倉崇裕
1991年文庫の改訂版 御手洗潔が出てくる本ということで 安心して購入したけれど.. 予想外に...好みではなかった ミステリーではなく詐欺事件の様な... (御手洗と石岡の出会いの話) 嘘のノートに出てくる 性犯罪者も気持ち悪いし 記憶喪失から 殺人をする様に仕向ける というのも.. なんか無理があるというか... このボリュームで こういう話... 面白くなかった
島田 荘司