ずーあさんの感想、レビュー
ずーあ
永田のプライドの高さから、サキとかいろんな人を攻撃して?傷つけてしまうのですが、そこが自分と重なって読んでて痛々しい、恥ずかしい気持ちになりました。 恋愛モノ?のはずなのにこんな気持ちになりながら読む本ってあるんだな…と思いました。
又吉 直樹
新潮社
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読み終わったあと、すごくいいタイトルだなぁ…と感じました。 「川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知り得ない」 当事者でないとその人の想いや苦しみはわからない。 つい自分のものさしで人を測ってイライラしたり、この人ちょっと…と思ってしまいそうになるけれど、そんな私の考え方に警鐘を鳴らしてくれるような物語でした。 主人公が、彼氏と友達との一連の事件を経て、考え方が変わっていく所が素敵で。 私も主人公のように相手の過去や特性を慮れるような心を持てたらいいな…と思います。
寺地はるな
返却期間が来てしまい最初の物語までしか読み終わらなかったのですが、不気味な物語でした…。 子供を産んだすぐ後に読んでしまったので、赤ちゃんを産んで棄てるという記述の所が読んでいて辛くなりました…。 でもそれよりも、あのヒョウの格好してバンバン下ネタ言っている方がこれを書いたの…?ということが驚きでした。 人は本当に見かけによらないなぁ、と…。
岩井志麻子
元カレの遺言状も面白かったし、ドラマになってたなぁと思って読んでみました。 二作目だったようで、一作目も読んでみたくなりました。面白かったです。 「公正取引委員会」という名前しか聞いたことのなかった職業の物語で、勉強になるなぁ…と。 常盤さんがただの魅力的な人で終わらず、でも完全に悪い人でもないところが魅力的だし物語を面白くしてるなぁと思いました。
新川 帆立
逃走系があまり好きではなかったので最初はなかなか読み進まず…途中から面白くなってきて一気に読めました。 子供目線の話と大学生目線の話、いる?と思いながら読んでいたのですが、もちろん全て繋がっていて、むしろ事件の核心の部分でした…。 あとから読み返して驚かされる話が好きなのですが、これもそういった話です。 ただ、動機は少し…それでそんなことする?っていう感想を持ちました。
浅倉秋成