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まみさんの感想、レビュー

#ミルキーウェイ #竜の眠る星 上下 #天使たちの進化論 #22XX #清水玲子 清水玲子先生の画業40周年原画展が今年11月23日に開催されるのに併せて、大好きな「ジャック&エレナ」シリーズを読書中❤️❤️❤️ 人間よりも人間らしいヒューマノイド。心優しいジャックと辛辣なエレナ。対象的なふたりが心を通わせていく、美しく切ないSFロマン短編集です。1985年からシリーズ開始。 現在も独自の世界観で魅了する少女漫画SF・ミステリーの巨匠。 まずは、ふたりの出会編「ミルキーウェイ」、時間軸で最終話になる「天使たちの進化論」と「22XX」を読み終った😍 その間の物語「竜の眠る星」はまたゆっくりと読みます。 📕「ミルキーウェイ」 200年も生きていれば辛いこともある… 側に寄り添ってくれるジャックがいるからこそ、愛で癒やされて、成長するエレナに感動する。両性皆無でセクスレスのエレナはワタシの憧れでもありました。とても美しい。 📕「メタルと花嫁」(ミルキーウェイ収録) J&Eシリーズ第一作目。ジャックの失恋物語。昔の少女漫画は短編の宝庫でした。 📕「天使たちの進化論」 友人のルイス、ペットのアイコちゃんが妊娠した。エレナは自分がロボットであることを改めて痛感し、憧れと悲しみの狭間でうなだれる。 完璧で自由なヒューマノイドのエレナの心に刻まれた傷。また泣いてしまった。 子孫は残せないけれど、助けること愛することは出来る… 人間とロボットの共存する世界を違和感なく溶け込ませる世界観は素晴らしい。 ジャックとエレナの純愛にじーんと胸が熱くなる。 📕「千の夜」「月下美人」 シリーズ短編2つのラストは哀しくも美しい。エレナのお仕事物語。大好き。 📕「22XX」 衝撃と感動は凄い。人型ロボット・ジャックは、密林地帯で人肉を食するフォトゥリス人の少女に出会う。カニバリズムとはいえ、神聖な命の連鎖の儀式として心に刻まれた😭 食べること、愛することへの深い心理描写 ルビィという少女、先生の描く人間の女性達は美しく気品があり強いところが魅力的です。 清水先生の希望につながる世界観が好き。

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