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ゴリラ裁判の日

ゴリラ裁判の日

須藤 古都離

講談社

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作品紹介、あらすじ

ローズはとても賢く、特別なゴリラだ。言葉を理解し人間と「会話」ができる。やがて「声」も手に入れた。これからもっと楽しい生活が始まる。そんな時だった。人間の子供を助けるために、という理由で、夫ゴリラが、突然、射殺される。許せないー。そしてローズは、人間に戦いを挑む。力ではなく、知恵と勇気を武器に。法廷で。第64回メフィスト賞満場一致の受賞作。

感想やレビュー

現実離れしてるようでしてない。ゴリラのことが少しわかった。結末がどうなるのだろうと思ったがハッピーエンドだった。ゴリラを通して人間とは何をもって人間なのか、考える内容だった。

思ったより面白くないかな

ゴリラは力が強いだけで争う生き物じゃないなんて、なんて愛すべき存在なんだ。 人間とゴリラ、言葉の限界、狭い檻、いろいろと考えられる本。 ただ、ちょっと読みづらかった。

途中の展開(プロレスラーデビューのところ)はちょっとどうかと思ったけれど、全体的に先が気になって読み進められた作品だった。特に最後の章の友達のリリーのセリフには心を掴まされた。本当の人間らしい生き方ってなんだろう。人間は自然から遠く離れ過ぎてわからなくなってるけれど今がおかしいことだけは間違いない

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