Saharaさんの感想、レビュー
Sahara
第二章の「深海魚たち」は、森見さんのエッセイに書かれていた古本市の思い出に似ていた。あの苦い思い出を素敵なファンタジーに昇華させたのだなと思った。
森見 登美彦
KADOKAWA
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図書館本読了後に続けて自前の文庫本を読む。どんだけ好きなのか。 あちこちにヒントめいた記述はあるが、最終的な解釈は読者に委ねられているようで、謎解きの類いはない。二度目くらいまでは不可解な雰囲気を楽しめば良いのだろうと考えて、辻褄合わせてのような読み方をしなかったためか、読む度に前回は気づかなかったことが見えてくる。 今回は「ただ一度きりの朝」を「ただ一度きりのの生」と読み替えてみたらどうなるか、と考えてみた。大橋くんは所謂「信頼できない語り手」で実はもう亡くなっているという読み方はどうだろうか。
再読。自前の文庫本で読んでいる最中なのに、図書館で借りて読んでしまった。感想は文庫本で
森見さんは大好きだけどこの作品はいまいち。原案が別の人だからか。
森見 登美彦/上田 誠
海の正体(?)については、かなり前の方にヒントがあるような。 アオヤマくんのお父さんがとても良い。「世界の果ては折りたたまれて、世界の内側にもぐり込んでいる」