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むかし僕が死んだ家

むかし僕が死んだ家

東野 圭吾

講談社

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作品紹介、あらすじ

「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

感想やレビュー

東野圭吾の古い作品だが素晴らしい。登場人物が二人しかいない中で良くこのストーリーを広げていったのにビックリ。ストーリーの中にいろいろな伏線の言葉が隠されており、最後まで読んでなるほどと思わせる素晴らしい作品。東野圭吾の作品をいろいろ読んで来たが、若い時からこの様な手の込んだ作品を書き上げていた、さすが天才小説家であると改めて納得した。

1997年5月刊行 ・僕 ・沙也加(僕の高校時代の同級生で元恋人) 子供の頃の記憶が欠落している 沙也加の記憶を取り戻す話 明るい結末ではなく 暗く悲しい話 東野さんはこういう話もあるんだな と思った 1994年単行本で刊行なので 虐待出てくる話の先駆け的な..話かなと.. 自分は"虐待“"いじめ”出てくる話 知っていたら選ばないようにしているけれど.. (心が疲れるので) (こういう話は自分的には10冊に1冊位でいいな..) 表紙買いや 新作家さん開拓で 本買った時 時々当たってしまう というか当たる率が高い (それだけそういう内容の本が多いのか..)  ・片親・虐待されていた  ・いじめにあっていた・同性愛だった 大体これ出てきて..又かと思う あと古い価値観敵視.. 何に共感するか  何に怒り持つか で自分がどういう考えか わかる時があるけれど 自分はかなり保守的なタイプ だと実感した 保守的なこと"悪い”という 「意見」や「圧」受け続けてきたけれど 何が悪いのか..わからない ..それが多様性なのでは.. (価値観壊したい人と 古い物守り少しづつ変えていきたい人) そのせいもあって 安定感ある馴染みの作家さんの本 選ぶこと多い この本は 犯人見つけるミステリーではなく 沙也加の記憶を取り戻す為 空家を訪れ そこにある日記..間取り..物..手がかりに 推察していく そして記憶欠落の真相が明かされる 色々推理していくところは 面白かった でも少し心が疲れた エピローグ読んで プロローグ読むと又繋がって わかりやすかった

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