まるやまさんの感想、レビュー
まるやま
非常にわかりやすかった。日本の税制や年金のことを、海外とも比較して理解しやすい言葉で陳述。経済についての知識の基盤や日本の状況への理解が進んだ。
池上 彰
ダイヤモンド社
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世代別に例を出して老後資金にまつわる人生設計を行なっていて読みやすい。竹中先生はさすが龍谷大の経済学の先生といった感じで、数字的に解説をしており大変説得力があった。老年期についての方が詳しく記載ていたように思う。
竹中正治/岩城みずほ
生々しい現代の性的表現には虫唾が走る。正しい愛などなく、それぞれのかたちで愛が存在し人生が存在する。善し悪しはない。金井神父に関わる女性の愛や性的関係を通して感じる感傷を通して、金井神父の謎(亡き妹への愛)に迫る。現代のLGBTへの考えの多様性が色濃く反映。
島本 理生
自分に正直な人生を生きればよかった、働きすぎなければよかった、思い切って自分の気持ちを伝えればよかった、友人と連絡を取り続ければよかった、幸せを諦めなければよかった。終末期の患者のヘルパーの経験を通して著者ブロニーが学んだことを記した本書。お金や物に執着した人はおらず、愛を持って他人に接することが全ての帰着点だと感じた。他人から見ればどんなに不幸な人生でも、本人が幸せだと感じていればそれはもう幸せであり、自分の中の感情や愛情のコントロールが全てだと思う。ブロニーが看取った全ての先人たちに敬愛を。
ブロニー・ウェア/仁木めぐみ
全ての物語が繋がるのがラスト1ページという高度な"湊かなえ作品"だった。最後の回収が余りにも軽薄だったため、今までの登場人物が全て千春が実話を元に記したベストセラーの内容であったことを理解するのに時間を要した。阪神淡路大震災を題材にしており、読み終わりのスッキリ感もなく得たものも無く、かなり難しい作品だった。
湊 かなえ