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まみさんの感想、レビュー

#聖なる黒夜 上下巻 #柴田よしき 単行本初出し2002年 角川文庫 再読。発売から20年経っても心を揺さぶる警察小説であり同性恋愛小説❤️ 当時、装丁の小田急線の参宮橋駅を聖地巡礼した思い出があります。 刑事×インテリアヤクザの同性愛小説としても読めるのですが、BLというには業が深く、もっとダーティな面があって複雑で微妙な人間関係が面白い。 何回も感動できる「聖なる黒夜」好きにきまってます〜‼️ 今年は重版上巻23刷、下巻27刷とのこと。とても長い間愛される作品になってとても嬉しいです。 【あらすじ】 自殺をしようとしていた練はあの夜、春日組大幹部の韮崎に拾われた。 公私共に韮崎と練は深い関係を築くが、韮崎がホテルのバスルームで殺される。 事件を担当する警視庁捜査一課の麻生と練の10年ぶりの再会、普通の大学院生だった練が、闇に落ちていく原因となった事件、練が裏の社会に君臨することになったいきさつ、いままでベールに包まれていた山内&麻生の驚愕の過去が明らかに…! ㊤巻の感想 山内練の明かされた過去は、あまりにも過酷で哀しい。韮崎が練を救ってくれた、すべてはあの夜が始まり。 インテリヤクザ、金の卵を産む鵞鳥。韮崎と練が出会ったのが間違いだったなんて、言えるわけがないよー! だって練を忘れていたのは麻生さんあなたなのよ。韮崎よりも先に練を探していれば…タラレバは愚問なのでしょう。 練自身は今さら過去の名誉回復など望んでいないけれど、私は汚名を挽回して欲しい。けれど麻生さんが傷つくのも見たくない…。胸を掻きむしりたくなる展開へと、見事な折返し。 文庫化の書下ろし番外編、練の初恋を描いた「歩道」も秀逸。そっか、そっか、そっかーー😭 涙に暮れる練の姿に…あぁ涙涙涙💧 麻生警部を愛するドS刑事及川先輩にも心が乱れる。 下巻へつづく。 #bl小説 #bl漫画#腐女子#ハードボイルド小説 #ミステリー小説 #警察小説 #book #本好き#ファンタジー小説 #読書好き #本屋好き#読書記録 #読書感想文

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