塞王の楯
今村 翔吾
集英社
作品紹介、あらすじ
幼い頃、落城によって家族を喪った石工の匡介。彼は「絶対に破られない石垣」を造れば、世から戦を無くせると考えていた。一方、戦で父を喪った鉄砲職人の彦九郎は「どんな城も落とす砲」で人を殺し、その恐怖を天下に知らしめれば、戦をする者はいなくなると考えていた。秀吉が死に、戦乱の気配が近づく中、琵琶湖畔にある大津城の城主・京極高次は、匡介に石垣造りを頼む。攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲作りを依頼した。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。ぶつかり合う、矛楯した想い。答えは戦火の果てにー。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、圧倒的戦国小説!
感想やレビュー
良かった。実に良かったな~。(^.^) 睡眠削って、一気読みやん。(笑) 飛田屋匡介、国友彦九郎は勿論の事、大津宰相、立花侍従、玲次等々、皆、良い漢やな! 今村、要チェックです。(笑) 次は『幸村を討て』を読まんばね。
石積みの穴太衆の物語 面白くて3日で読み切った
面白かった、浅田次郎の時代本の様に良く穴太衆の事などよく調べ内容も良かった2回め読んでも良いと思う本
久しぶりに面白い本に出会えた。 自分の仕事へのこだわりと誇り、相手の仕事に対する理解しようとする姿勢と敬意。 飛田匡介、玲次、国友彦九郎、京極高次、お初、夏帆、立花宗茂どの登場人物も最高。 エンディングも良かった。