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爆発物処理班の遭遇したスピン

爆発物処理班の遭遇したスピン

佐藤 究

講談社

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作品紹介、あらすじ

鹿児島市の小学校に、爆破予告が入る。急行した爆発物処理班の駒沢と宇原が目にしたのは黒い箱。処理を無事終えたと安心した刹那、爆発が起き駒沢は大けがを負ってしまう。事態の収拾もつかぬまま、今度は、鹿児島市の繁華街のホテルで酸素カプセルにも爆弾を設置したとの連絡が入った。カプセルの中には睡眠中の官僚がいて、カバーを開ければ即爆発するという。さらにほぼ同時刻、全く同じ爆弾が沖縄の米軍基地にも仕掛けられていることが判明。事件のカギとなるのは量子力学!?「爆発物処理班の遭遇したスピン」。他に、日本推理作家協会賞短編部門の候補となった「くぎ」、「ジェリーウォーカー」「シヴィル・ライツ」「猿人マグラ」「スマイルヘッズ」「ボイルド・オクトパス」「九三式」を収録。

感想やレビュー

8篇からなる短編集、それぞれにいえることは、読後感の悪さ。著者の持ち味といえる。 どれも救いようのない絶望感が漂い、それでも次の作品を期待してしまう中毒性。これも著者の持ち味。著者のこの世界から抜け出せない。

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