風神雷神 (上)
柳 広司
講談社
作品紹介、あらすじ
扇屋「俵屋」の養子となった伊年は、醍醐の花見や、出雲阿国の舞台、南蛮貿易の輸入品から意匠を貪り、絵付けした扇は評判を増す。すると平家納経の修理を依頼される栄誉に。さらに本阿弥光悦が版下文字を書く嵯峨本、鶴下絵三十六歌仙和歌巻の下絵での共同作業を経ると、伊年の筆はますます冴えわたる。
感想やレビュー
ぜひ原田マハ版「風神雷神 Jupiter Aeolus」との読み比べをオススメ。謎の絵師と言われる宗達のそれぞれの作家ならではの描き方が楽しめる。