古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧
志村 史夫
講談社
作品紹介、あらすじ
日本の歴史上、地震で倒壊した木塔は皆無だという。東京スカイツリーにも応用された巧妙な制振機構とは?三内丸山の縄文人はセラミックスを開発し、古代中国と同レベルの建築技術をもっていた!前方後円墳が「鍵穴」の形状をしている科学的理由とは?法隆寺の釘はなぜ1300年も朽ちないのか?名刀「正宗」に隠された、半導体顔負けの多層複合構造とは?現代のハイテクを知り尽くす実験物理学者が、日本が誇る古代の工匠たちの「驚異の技」の謎を解く!
感想やレビュー
三内丸山遺跡、前方後円墳、五重塔……古代の技術者の技と知恵に感服。特に前方後円墳のあの形にはそういう意味が!?と改めて納得! また、古代からの超技術、職人技が消えようとしていることに危惧を覚えるのにも共感。「効率化」「経済性」の向上は必ずしも喜ばしいことではないのである。