すだれさんの感想、レビュー
すだれ
600ページ超のミステリだが、淀みのない展開で一気に読んだ。 間違いなく2023年を代表する傑作。 期間工、派遣工の四人がある事件を経て結束し、企業・警察に闘いを挑む物語。 最終章が熱い。
太田 愛
KADOKAWA
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異能を操る人々が突如出現した世界。その特殊な設定が見事に生かされた、ミステリーの傑作。 チームで事件を解決する展開も好みだった。
阿津川 辰海
『夜明けのはざま』のプロトタイプのような物語。連作小説。 本当に上手な作家だと、改めて惚れ惚れする。
町田 そのこ
幕末の時代の変わり目を生きる市井の人々が愛おしい、シリーズ第十弾。 桜田門外の変、水戸斉昭の死、ヒュースケン暗殺と、幕藩体制の揺らぎを感じさせる事件が起こるなか、料理人としておやすはついに一本立ちする。紅屋の台所で働くのはこれまで通りだが、奉公人から雇われ人になると待遇が違うのだな、と興味深かった。 女の料理人が珍しかった時代、おやすを守り育てようとする周囲の人々の温かさにほっこりする。
柴田 よしき
人生は美味しいものと本でできている。 珊瑚さんと美希喜ちゃんのバディぶりも好ましいシリーズ第二弾。
原田 ひ香