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スマホ脳

スマホ脳

アンデシュ・ハンセン/久山 葉子

新潮社

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作品紹介、あらすじ

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存ー最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。

感想やレビュー

DNAの進化とドーパミン報酬の話は面白い考察

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スマホとSNSが人体の身体・精神に与える影響とその根拠がわかりやすくまとまっていた。少し主張が先走っているところもあるように思えたが、2017年の書籍であること、スマホが流通してからの実験データはまだこれから蓄積していくことを鑑みると仕方ないかなと思った。最近テレワークが始まった当初よりも、3年経った今、スマホを触ってしまっている、集中力がかなり下がっているという自覚があるので、この本の指南として使っていこうと思った。

最高に面白く最高にこれぞ読みたかった!って本。デジタルデトックスについてだけでなく、なぜデトックスした方が良いのか?なぜ睡眠障害、うつ、精神的不安などになるか、その根本的な理由までエビデンスを元に説明され、改善案も具体的に書かれている。より深く理解したいので間を開けて再読とほかの著書も購入。

1日3時間以上携帯をさわっていた、土日は6時間以上。ドーパミンの放出にからだはあまり感じないが、なるほど携帯に依存していることは理解できる。自分で自分を律する為、携帯を制限しようと思う。デジタルは知識を得る利点もあり、うまく付き合っていくことが脳の劣化も防ぐように思われた。また新たな知見が広がった😉

スマホを使用すると脳のHPAシステムが作動し、コルチゾール(ストレスホルモン)が放出され、ストレスを感じる。 これは昔からの人間の防衛本能が原因である。 常に外敵に襲われてたため、過剰に反応し、今の現代社会には適合していない。 SNSを見ると他人と比較してしまい、ストレスを感じる。 スマホの使用時間が長いほど鬱になりやすい。 これは外界と遮断して身を守る防衛本能が働くからである。 スマホはドーパミンを常に発生させるように設計されており、手に取りたくなるように仕向けている。 電源や通知を切ってもスマホを持っているだけで影響がある。 週2時間の運動が効果的 特に若い年代の人に影響が出る(前頭葉が発達してなく、ブレーキをかけれない。25歳から30歳にかけて前頭葉は成熟)

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