
できたてごはんを君に。
行成 薫
集英社
作品紹介、あらすじ
ダイニングカフェの新規開店に向け、看板メニューのカレー開発に励む璃空。一方で、妻の杏南はワンオペ育児で疲弊していて…(「スパイスの沼」)。若きパン職人・照星は、小麦アレルギーでパンを食べられない子供と出会う。それなら小麦不使用の超絶うまい米粉パンを俺が作る!と決意するが…(「ハッピバースデー・トゥー・ユー」)。食べることの本当の幸せを教えてくれる、最高のごはん小説!
感想やレビュー
『本日のメニューは。』の続編。 各料理人の熱量がひしひしと伝わるハートフルな物語が目白押し。 個人経営の飲食店で奮闘する人達が抱く「食を通して人を幸せにしたい」との熱~い思いに心とろかされ、前作以上に涙腺ゆるゆる状態。特にラストの話は逸品。