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すだれさんの感想、レビュー

尻上がりに面白くなっていく時代小説シリーズ第六巻。 山路一郎ととめ吉の存在感が光る。 それにしても、主人公のあんには、どのような将来が待っているのだろうか。 シリーズ序盤は、紅屋の女料理人に出世するのだろうと思って読んでいたのだが、幕末の世情の不透明さ、紅屋のある品川が今後呑み込まれる変化を思うと、そこに収まらない未来があるのかもしれない、と感じる。

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