猫のお告げは樹の下で
青山 美智子
宝島社
作品紹介、あらすじ
『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞した青山美智子の2作目が待望の文庫化。 失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫ーーミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが……。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものが分からない大学生……。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていくーー。 お告げの意味に気づいたとき、ふわっと心があたたかくなる。7つのやさしい物語です。インスタフォロワー数250万人超のミニチュア写真家・田中達也氏がカバーを手がけています。
感想やレビュー
心暖まる物語。この作者はいつも優しい。
すごく心温まる物語でそれぞれの登場人物が好きになった🥰
心温まる話
⭐️⭐️⭐️
こういう物語好きだな。 猫からお告げをもらった7人の物語。 お告げといっても、明確な指針をもらったわけではなく それぞれ猫からもらったタラヨウの葉をきっかけに、思考を回転していく。 言ってみれば、猫をきっかけに、考え方を良い方にこじつけ 結果、トンネルの出口をみつける。 そんな感じだ。 猫でも、葉っぱでも、 私たちの思考を良い方へ回転させるきっかけは 生活の中にたくさんあるはず。 要は気の持ちよう。 Look on the bright side!