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薫香のカナピウム

薫香のカナピウム

上田 早夕里

文藝春秋

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作品紹介、あらすじ

赤道直下の熱帯雨林、地上四十メートルの林冠部が“カナピウム”と名付けられた未来。豊かなる生態系を誇る樹上には、多彩な生物が集まっていた。一方で、彼方には銀糸のごとく煌く軌道が見え、森の住民には作れない先端テクノロジーも存在する…。SF巨編『華竜の宮』で人類滅亡の危機と闘いもがく人々を描き話題を呼んだ著者が、初めて紡ぐ、たおやかなる少女のビルドゥングスロマン。日本SF大賞受賞の実力派が未来を優しく見つめ描いた至高のファンタジー。

感想やレビュー

SFファンタジーとして、前提条件や構成は良いのだが、背景描写や結末のまとめ方等はあっさりし過ぎかな 融化子はキメラの一種であり、それの存在意義や、巨人たちの策謀や確執等も書込みが浅い感じだ 読み応えという点では今ひとつ

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