すだれさんの感想、レビュー
すだれ
登場する女性たちに感情移入せずに読む小説。 持っている女のいやらしさと、持っていない女のいやらしさ。この対比は女性作家ならではか。 最後は良かった。
辻村深月
朝日新聞出版
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筋書きは悪くないのだが、文章のテンポが悪く、登場人物ものっぺりした感じがした。 会話のみでテンポを早めたり、無駄な描写を削ったりすれば良作になっただろうに、と惜しまれる。 『高瀬庄左衛門御留書』はそのあたりが巧かったのだが。
砂原 浩太朗
ものすごい大どんでん返しがあったり、テーマが目新しくてはっとしたり、ということはないのだが、作者の筆力でそこそこ読ませる。 ただ、唸るほど面白いかと言われると微妙。期待ほどではなかった。 冒頭2つの短編が良かった。
染井為人
一本芯の通ったヤクザ者を描かせたらこの作者の右に出る者はいないだろう、柚月裕子の孤狼の血シリーズ第三弾。 相変わらず一気に読ませる。 懐かしい大上刑事が主人公で、もう一度一作目を読み返したくなった。
柚月裕子
駐日ジョージア大使によるジョージア入門書。
ティムラズ・レジャバ/ダヴィド・ゴギナシュヴィリ