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海の底

海の底

有川 浩

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていくージャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント。

感想やレビュー

再読 以前は読んだ時は進撃の巨人を初めて見た時と同じくらいの衝撃を受けた 人を食べる巨大な甲殻類.. 本文ではザリガニの様なと書かれていたけれど 自分的には大きなハサミのある'シャコ’ 思い浮かべて読んでいた youtube等で自衛隊の港や潜水艦が見れるので 前回読んだ時より背景が頭に入ってきて 読みやすかった 主人公や子供達が襲われるのが 米軍基地のある横須賀という設定 未知の生物にいきなり攻撃され 住民達を助けようとするが 米軍 警察 自衛隊幹部等 権力 覇権争いで 救出が遅れる ..上層部の人達に登場人物がチクリと嫌味言ったり小さな抵抗と行動を起こしたりする 以前は人がエサになる衝撃から気が付かなかったけれど.. 自分達が突然 攻撃 侵略されているのに こちらが犠牲者が出ないと武器を使用してはいけない今で言う '専守防衛と 攻められた後の攻撃にまで制約を加えること’ が問題なのではと思った まず誰か殺られてって.. 隊員も普通の一般市民なのに酷いと思った  攻撃してくるものには せめてそれを防げる様にしてあげてほしいと思った こういう深刻な話に恋愛を絡めて 最後は警察や機動隊が戦った後 ようやく自衛隊が出動し やっと強力な武器を使用して制圧する 年齢的にか..「空の中」も「海の底」も 恋愛部分がもっと少ない方が良かった 前回読んだ時も思ったけれど 潜水艦に逃げ込んだ子供達の家庭環境に関係するドラマとか..苛立ちを覚えて ..ちょっと嫌だった..昼ドラの様で (作者が大人のライトノベルと書いているので そうなのだろう..) 以前は面白かった本が面白いと感じなくて 残念な気持ちになった 前は好きだった(本)のに 好きじゃなくなる(本)って 恋愛感情に似てるかもと思った

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