残照
本城 雅人
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
ベテラン騎手の元春は、6年ぶりにG1レースで優勝する。馬主との喧嘩別れや減量苦を経ての復活だった。しかしネットで誹謗中傷され、それを書き込んだと思われる亡き後輩の妻を訪ねると、その夜、彼女はマンションから転落死する。ほぼ同時刻、元春は自宅で車の盗難未遂にあい、さらに数日後には空き巣に入られた。自分はいったい何に巻き込まれているのか?そして彼女の死は事故か、自殺か、あるいは殺人なのかー。
感想やレビュー
前半は競馬サークルの人たちの様子や苦労がよくわかり、後半になるとミステリ色が色濃くなる。ミステリとしてはオーソドックス。