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幸せすぎるおんなたち

幸せすぎるおんなたち

雀野 日名子

講談社

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作品紹介、あらすじ

日本海側に位置する、とりたてて特色のない雪国・X県。地産地消の食べ物、整った子育て環境、健康長寿。X県を彩る言葉は女たちを縛り付けて、放さない。30歳の蒼子は、代々X県に土地を持つ家の一人娘。夫と二人きりで、自らの実家で穏やかに暮らしていた。彼女が自分の姿を重ねるのは、隣家を守り続けてきた番犬トウマ。年老いたトウマは、飼い主の母娘に虐げられていた。蒼子はまだ知らない。彼女を取り巻く人々の悪意が、幸せの裏で膨れあがっていることを。「隣犬トウマの破顔」ほか、X県で暮らす6人の女性の幸せの歪みを描く、連作小説。

感想やレビュー

良い意味で、とにかく終始不快、不安を感じ続ける作品。不気味さと怖さがえげつない。本当に面白い作品。トウマおかえり。やっぱり雀野さんの作品は凄い。オススメです。

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