あんこもちこさんの感想、レビュー
あんこもちこ
9/15読み終わり。 面白かった!事件解決だけじゃなく、それを取り巻く人や背景の描写が実にうまい。加賀恭一郎シリーズは3冊目だけど、逆から読んでしまってて、こんなベラベラ喋ってる恭さんにちょっと違和感。でもよかった!
東野 圭吾
講談社
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4/22読み終わり。 3部構成の短編集。最初の望子の話はすごくすごく好きだった。小学生目線の母とその妹、大叔母と離婚してたまに会う父親、親友とのやり取り全ての細かい描写が、なんとも素敵で。父親が手を繋ぐ前の合図とか、親友との遊び(ごぼう)とか。大好きな江國さんらしい話。2番目はカラス目線の、最後は痴呆が入ってきた女性とその姪の話。
江國香織
4/18読み終わり。石田衣良さんの本は初めて。この本を買った理由が分からないのだけど、図書館の本が予約でいっぱいで読む。45歳独身の版画アーティスト咲世子が17歳年下の男・素樹と出会って恋をするというもの。職場の昼休みに読む描写としては、不適切(笑)最後にくっつくのも納得いかないし、咲世子の旺盛なる性欲も気持ち悪いし。共感できなかった。
石田 衣良
4/12読み終わり。 やっぱり何度読んでも好きな本。専業主婦の陶子、花屋のミエコ、仕事もできるれいこの3人を取り巻く夫やその不倫相手の物語。誰が一番幸せなんだろうと考えると、やっぱり幸せを手に入れている陶子かなー。ミエコは自ら離婚したものの、寂しさに慣れずにいるし、れいこはかわいがっていた職場のバイトの子に夫(土屋)を奪われ…。元々の土屋の不倫相手の玲は、計画的に土屋の子を妊娠するも、土屋に嫌がられもう会えなくなるし…。紅茶とかおしゃれな料理とか、この小説の空間自体がステキすぎる。
4/7読み終わり。 さすが東野圭吾さん!の内容。好きな加賀恭一郎シリーズもの。別荘地で起きた大量殺人事件。早々に犯人が自首したのだけど、実は別荘の人の中に共犯者がいたのを、加賀が検証会を通して暴くというもの。共犯者が中学生というのが衝撃だったのだけれど、それ以上に、実は夫(鷲尾英輔)は襲われたもののまだ命は助かっていたのに、自分の叔母と不倫をしていたことが確実となったため、妻は刺して殺したということが最後に明らかになる。