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メタバース さよならアトムの時代

メタバース さよならアトムの時代

加藤 直人

集英社

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作品紹介、あらすじ

世界から大注目のメタバース起業家が幻視する、人類が物質の束縛から解き放たれた未来。2022年最重要キーワードが一番よくわかる教科書。

感想やレビュー

メタバース、仮想空間上でのインフラを整え、今後どういう社会になるのかを、予見した本。 これをVR技術をもちいて、バーチャルで実現させる。これまでのVRゲームとメタバースの違いは、ゲームはデベロッパーが発売したゲームの世界で遊んだりカスタムして楽しむ。一方で、バーチャル世界そのもの誰もが構築、管理出来るような環境をメタバースという。Facebook社が社名を「メタ」に変えたことから、世の中はバーチャルな世界へシフトしていくかもしれない。SDGs、持続可能な社会と言われるが、メタバースこそがまさにそれだと筆者は述べている。僕はあまりそうは思わない。バーチャル上では確かに移動資源(例えばガソリン)が無くても色々な体験ができる。しかし、現実と遜色ない体験をするには、多大な電力、高性能なデバイスが必要である。電力を発電するには俄然石油が必要だし、使われないデバイスやすぐに捨てられるデバイスが大量に廃棄され、地球が汚れる。一見SDGsぽいけど、根本を考えると違うのかなと思った。 これまでは人間がコンピュータを従わせてきたが、仮想空間では主従関係が逆になり、人間を全てデータ化できるため、コンピュータによって制御されるような社会になるかもしれない。リアルターミネーター、ウォーリーのような世界を想像してる。

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